知的障害の娘を育てています。子育てがやっと一段落…と思ったところ、孫の自閉症がわかりました。2人と家族の忙しい日々を綴ります。                                   



続きです。

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降りた駅。



身体を支えながら

ベンチに座らせた。




吐きそう?



首を振った。

「目の前が暗くなった。」




そっか。

倒れるとこだったね。

血圧が下がって、脳に血液がいってないんだよ。

少し休憩しよう。




横にして、

頭を下げた姿勢をとりたいが、

駅のベンチは柵がついてて、横になれない。




この駅は、

一緒にお祝いに参加した姉夫婦が

車を停めてるはず。




姉に電話して事情を説明し、

義兄に改札口まで迎えに来てもらうことにした。




少し休んでから、

改札口までなんとか歩き、

ベンチに座り義兄を待った。




義兄が来て、

立とうとするが、

今度は、立ち上がることが出来ない。




このまま無理すると、

意識が落ちるな。




やっぱり1回横にならないと

ダメだ。




駅員さんに、

救護室で休ませてもらいたいと伝えた。




親切な駅員さん。

すぐに案内してくれた。




「救急車を呼びますか?」




多分大丈夫です。

辛うじて意識があるので、

横になれは回復すると思います。




車椅子で救護室に行くと、

小さなベッドがあった。





衣類を緩めて

頭を低く足を上げ、ショック体位をとった。




これで、血圧が上がるはず。

隣に座り体調が回復するのを待つことにした。