「いろいろ聞いたけど、
今言ってるのは、家出をした日の
一言。」





と、父が言います。




「その、強いこと言ったな
ってのは当然、





内容はちょっと覚えてない
ってのは、





一旦抜きにして、





確かにひどいこと言ったん
だろうなって、





もう、こっちの一方的に、





そんなふざけたこと言うなよ
って、





そんなんじゃ話にならない
じゃないかって。






で、そうやって言った一言で、





その一言はわかりませんけど、





言ったことで泣かせたって
いうのは、わかってるので。





その内容の話が、できなかった。





それで、次の日に電話して
どうにか話をするのに、





全然電話もかからないので。





すぐ来ようってのは当然
ありますけど。





仕事を休んでまで行くような
重要なことだとは、思って
なかった。」





「仕事は妻の一大事より大きい
ことなんだね。





有給もとれないような会社
なのか?」




長々と喋るモラ夫に、
父が問います。




「ほんと私も子供だなあって
思ってるのは、





やっぱりその時思ってたのは、






なんで俺ばっかり悪いの?






なんで向こうに一人だけ
逃げたのかって、





そう言う風に、





そのときやっぱりずっと
そうやって怒ってる気分だった
から、そうなる。





いつも喧嘩して、後に出して、
ごめんって、あの時悪かったって、






でも俺はこれはもうやっぱ
冷静に話をすればちゃんと話を
お互いできるんで、





やっぱあのとき喧嘩して
強い口調で言って、





あー悪かったな、
ちゃんと冷静になって話すべき
だったなって。





親とそういった関わり持つな
っていうのは、





それはおかしいから、





ちゃんとそういうこと
言わないといけないって思って、




話をしようとした。





それができていない。





まあ、ちょっとしないと
いけないなっていうのと、





その喧嘩したことに対して
謝らないといけないなってことで、
今日は来た。」






覚えてないことを一旦なしにする
などと、




加害者側が提案するのはおかしい
と思うのは、




私だけでしょうか。




父も母も、暴言の内容について
話そうとして、




モラ夫が脱線させた話の方向を、
何度も修正しているのに。





そして、話す量のわりに、
中身が薄すぎます。





ずっと、同じ内容を繰り返して
いるだけで、





話を聞く方は、消耗していきます。





私の両親二人を相手にして、
こんなにも、話にならない。





客観的に聞くと、脱線させられて
いることが、よくわかるのですが、





自分がモラ夫と話しているときは、




訴えることに必死になってしまう
ため、




なかなか脱線させられている事実に
気がつくことができなかったです。





私は、こんなにも、話にならない
やつと、





真っ向から向き合おうとして
いたのかと、




この日初めて理解した私は、




心が追いつかなくて、
苦しかったです。





続きます。





モラ夫の話をまとめながら、




混乱しています。





話が、前後しているかも
しれません。





話がやたらと長くて、




核心には触れなくて、




自分の非を認めたくなくて、




絶対に謝りたくなくて。





何度も似たような話を繰り返し、




親が話を戻そうとすれば逸らし、




事実を捻じ曲げてでも、




自分が不利にならないように
取り計らう。




不愉快極まりないな、と思います。




お読みいただき、ありがとう
ございました。