離婚直前で何が・・・。 | 夫婦関係の修復・離婚相談を専門とした夫婦問題カウンセラー 玉井洋子

夫婦関係の修復・離婚相談を専門とした夫婦問題カウンセラー 玉井洋子

夫婦問題カウンセラーは、夫婦問題や離婚問題に関するカウンセリングの専門知識を身につけています。

夫婦問題カウンセラー 玉井洋子です。

最近、ご夫婦での『修復カウンセリング』が増加しています。
最初に夫(妻)、次に妻(夫)、最後はお二人で。

この内容を一日で行うこともあれば、別々の日に行うこともあります。

 

「二人の間で話していても、平行線だし、すぐに喧嘩になって

建設的な話し合いができないんです。」

皆さん、口を揃えて言われます。

 

『喧嘩が絶えない』という状況は、お互いが『俺(私)は正しい』と思っているから。

 

では、何を基準に『正しい』と思うのでしょうか。
自分の育った環境や経験値、そこから培った考え方や価値観が基準なんだと思います。

 

長い結婚生活、「正しい・正しくない」というシロ・クロで全て片付くのでしょうか。
きっと、片付かないことの方が多いのではないかと思うのです。

『俺(私)が正しい!』

 

と思う前に、


『あなたはそう思うのね』

 

と一旦相手の考えを認めてみると、喧嘩にならずに話し合いがスムーズに行くかもしれません。

 

せっかく縁あって、世界の最小核「夫婦」になれたのですから、

簡単に離婚してしまうのは、勿体ないと思います。

 

これまで多くのご夫婦が修復されました。

鍵は『お互い直すべきことがある』という気持ちです。

私は、考え方や方向性のナビゲーターと言ったところでしょうか。

 

『お互い』という気持ちが持てなければ、修復は難しいと言わざるを得ません。

 

数年前、お互いが譲れずに私の前で離婚届を書かれたご夫婦がいました。

夫が家を出ていくことに決まっていたのですが、

出て行く前日、帰宅した夫がいつも通りにドアを開けると・・・・

4歳になる一人息子が無邪気に玄関先に走ってきて

「パパ~おかえり!!」

と飛びついてきたそうです。
 

夫は、一人息子を抱きしめて泣きじゃくりました。

『明日から息子の無邪気な笑顔が見れなくなる。』

そう思うと、これまでの妻との諍いがばかばかしくなってしまったということでした。

その後、私のアドバイスも真摯に受け止めてくれ、直前で離婚回避できました。
 

2年後、夫から私へメールが届きました。

「妻がこの度第2子を妊娠しました。家族が増えます」

という報告とお礼が書かれていました。

 

メールを読みながら、私も泣きました。

 

ワイズフェアリーの理念

『お客様のしあわせを第一に配慮ある心をもってアドバイスします』

 

勿論、離婚がしあわせの一歩になることもあります。

大切なことは『後悔しない選択』ではないでしょうか。