はじめに:「20万の請求書に、頭が真っ白になりました」

 

「ワンルームの賃貸契約を終え、気持ちよく引っ越した矢先のことでした。

 

管理会社から届いたのは、**想定の3倍以上の退去費用の請求書**。

 

・エアコンの内部清掃  

・クロス全面張り替え  

・床の補修代  

・室内クリーニング

 

すべて借主負担とされ、**敷金は一円も返ってきませんでした**。

 

“これはもう仕方ないことなのか…”と諦めかけましたが、モヤモヤは晴れず、相談に来られたのです。」

 

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原状回復=「元通り」ではない!?

 

多くの人が誤解していますが、**“原状回復”は「借りたときの状態に戻すこと」ではありません。**

 

国土交通省のガイドラインでは明確にこう定めています。

 

> 「原状回復とは、借主の故意・過失、通常の使用を超える損耗・毀損等による損害を回復すること」

 

つまり、**日常生活による自然な傷や汚れ=借主の負担ではない**のです。



 

よくあるトラブルパターン

 

❶「タバコを吸っていたので壁紙張り替えです」

 

→ クロス全面張り替えを請求されることがありますが、**ヤニ汚れの程度や部屋の一部であるかどうか**で負担割合が変わります。

 

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❷「家具でできた床の凹みも補修費用がかかります」

 

→ 通常使用による家具跡は、**経年劣化扱いになり得ます。** 一律で請求されるのは不当な場合も。

 

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❸「敷金内訳の説明がないまま全額差し引き」

 

→ **精算明細の提示を求めることは当然の権利**です。書面で残すことが重要です。



 

あなたがやるべき防衛策

 

・退去前に「現況写真」を必ず残す

床・壁・設備など、スマホでいいので日時入りで撮影。



 

・明細が届いたら、すぐに内容確認+質問

「どこを」「なぜ」「いくらで」修繕するのか、曖昧なら納得するまで返信しましょう。



 

・サインは慎重に。納得いかないなら「保留」

合意がないのに支払い義務が生じることはありません。



 

専門家が見れば「過剰請求」の可能性もある

 

今回のケースでは、第三者機関に見積もりを取り直したところ、

 

> 実費ベースでは【約8万円】が妥当とされ、12万円以上の差が認められました。

 

消費者として正しい知識があれば、**高額請求を回避できた可能性が高い**のです。



 

まとめ:「何も言わなかった」ことが損失を生む時代

 

多くの人が「不動産会社の言うとおり」「書類が届いたから支払うべき」と思い込んでいます。

 

でも実際には、**話し合い・確認・交渉の余地がある**ケースが大半です。

 

だからこそ、“不当だと思ったら、まずは相談”が鉄則です。



 

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  編集後記|こんな相談が増えています

 

「若い人ほど“黙って払ってしまう”傾向があります。

 

でも、それは損。

 

私たちは、弁護士・不動産・法律・金融のプロと連携してサポートしています。

 

1人で悩まず、私たちを頼ってください。