わたくし、この業界(航空業界)にいて30年近く経つのであるが、昔から言われている都市伝説がある。
それは「パイロットの子供には女の子が多い」というものだ。
最近になって女性のパイロットも増えてきてはいるのであるが、パイロットの世界はまだまだ男社会だ。
その男性パイロットが結婚して子供をもうけると女の子が生まれることが多いというもの。
そんなことをうっすらと覚えていた程度で過ごしていた最近、興味を引く動画を見つけた。
Fighter Pilots Seem to Have More Daughters — Why?
(戦闘機パイロットのこどもにはどうやら女の子が多いらしい....)
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生まれてくるこどもの性別を決めるのは男性(父親)だといわれている。
男性の体内で精子はX染色体とY染色体をもつものの二種類がほぼ半分ずつ作られる。その精子がX染色体のみを持つ卵子と受精することによってXY染色体をもつ男の子とXX染色体をもつ女の子の新しい生命が誕生するわけだ。
このビデオでは戦闘機パイロットは大きなG-forceやストレスがかかることからY染色体をもつ精子が弱ってしまうことが多く、そのため比較的強いX染色体をもつ精子が受精に成功し、結果として女の子が生まれることが多いんだとか。
統計的な調査を行っただけで、科学的な根拠には乏しいのはごもっともだ。
そしてこのビデオではその原因を「G-force」としており、我々旅客機のパイロットには当てはまらないようにも感じる。
我々旅客機のパイロットの間で言われている原因としては高高度における宇宙線(放射線)なのではないか?ということだ。
飛行中の航空機内では、地上にいるときよりもはるかに多量の宇宙線(放射線)を被曝する。そしてパイロットは普通の人よりはるかに多く機内で過ごすわけだから、パイロットにはがんを発症するものが多いんだとか。
私の身の回りのパイロットでも何となく女の子をもつものが多いような気がするし。
実際私のこどもも女の子、だ。
女の子が欲しい女性は男性パイロットをターゲットに婚活をするといいかも!
(でも自己責任で、ね)
さてこの都市伝説、みなさんはどう思う??
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