「老後資金、2000万円の金融資産が必要」
心配するな、リバースモーゲージがあるさ(^^♪
今年の梅雨は曇りがちの日が多く、湿度の高い蒸し暑い日が多いですね。
梅雨入りしてから関東地方では雨降りの続く日が少なく、
曇り空から晴れの日が多いような気がします。
さて、6月初めから、炎上し独り歩きしているのが、金融庁報告書の
「老後資金、2000万円の金融資産が必要」のフレーズですね。
国会では野党が、鬼の首でも取ったかのように騒ぎ立て、大きな焦点となっています。
「100年安心の年金制度」とうたいながら、
「老後資金を、2000万円運用投資しよう」とは、
金融庁が想定した以上に “タンス預金” が多いからではないでしょうか。
参議院選挙の争点にもなりそうな気配ですよね。
金融庁の報告書の試算方法は、
ざっくりと、65歳から年金暮らしの夫婦が95歳まで生きると、
・ 毎月の支出の赤字が、約5.5万円 ・ 1年(12ヶ月)× 30年間
計算式で、 5.5 × 12 × 30 =1,980万円 の赤字
つまり、65歳定年でやっと年金暮らしを始めても、95歳まで生存すると、
30年間で、 約 2000万円の金融資産の取り崩しが必要だということのようです。
リタイアする前の生活水準を最後まで継続するのであれば、
金融資産が、2000万円必要となるから、
リタイアする前から、預金だけでなく投資したり、運用したりしてください、
というのが金融庁の狙いのようです。
不動産投資家なら、現金2000万円で標準的な投資用ワンルームマンションを購入し、
毎月;5.5万円の家賃収入を見込めることはすぐに理解できるでしょうね。
「ライフステージに応じて発生する費用等の例」
(金融庁 令和元年6月3日 金融審議会市場ワーキング・グループ報告書
「高齢社会における資産形成・管理」資料より引用)
どうやら、日銀のマイナス金利政策が続き、ジワリ、ジワリと増えているのが、
家計に眠る “タンス貯金” のようです。
今では、紙幣の流通残高;100兆円に対して、
“タンス貯金”が、なんと、50兆円もあると言われています。
今後、 “タンス貯金残高” は、
23年には70兆円を超える可能性もあるとの見方もあるようです。
バブル崩壊やリーマンショックを経験してきた世代には、
2024年の新紙幣切換えにかかわらず、
人生100年の長生き時代に備えて、
現金を手元に置く高齢者が依然として多いのでしょうね。
それを見越してか、今回の「老後資金、2000万円の金融資産が必要」報告書の発表、
『眠っている “タンス貯金” を投資運用してください。』
と言ったほうが分かりやすかったのではないでしょうか。
日本経済の発展を考えると、“タンス貯金” より、
市場に流通させて運用することが望ましいことは明白でしょう。
一方、
独り歩きしている「老後資金、2000万円」報告書に不安をいだいている人も多いようだ。
金融庁報告書には持家住宅資産の運用管理の記述が少なく、
善良な市民の不安感をあおっているだけのようです。
心配するな、
リバースモーゲージがありますよ (^^♪
(東京都社会福祉協議会より引用)
リバースモーゲージとはマイホームに住みながら、老後に必要な資金を借入れできる制度です。
自分の住んでいる住宅を担保に自治体や金融機関から、老後の生活資金を借入れる制度で、
債務者が死亡後にその住宅を売却し元金を一括返済できます。
日本国内では、1981年に武蔵野市が導入した「福祉資金貸付制度」が第1号と言われています。
現在では各地方自治体の社会福祉協議会や、メガバンク、地銀、信金等多くの金融機関でも
取り扱っております。
(東京都社会福祉協議会より引用)
リバースモーゲージは各自治体や金融機関によりそれぞれ要件が異なります。
ご自身でよく調査比較し、ご確認してください。
住み慣れた街とマイホームで生活しながら、
自宅を担保にして、老後資金を借入れてノンビリと暮らし、
死亡後にマイホームを売却して元金を一括返済できるのが
リバースモーゲージのメリットです。
下手な投資商品に手を出して、
大切な “トラの子” を失うより安全ですよね。
あなたは、老後資金を “タンス貯金” するタイプでしょうか、
それとも、投資運用するタイプでしょうか。
皆様方の応援クリックに感謝し、励みにしています。
それでは また お会いしましょう。 (^-^)ノ~~