松江の武家屋敷、山陰の旅・・・⑪
暦の上では“大寒” 寒い日々が続いています。
一年の内で最も寒い時期です、風邪などひかぬように頑張りたいですね。
さて、山陰の旅の続きです。
松江城を見学した後は、ゆっくりと坂道を下りながら城下町へと向かいます。
その途中で、堀川遊覧船が川面にさざ波をつくりながら通り過ぎて行く光景は
如何にも城下町らしい風情を漂わせていました。
この武家屋敷前に延びる通りは「塩見縄手」と呼ばれ、松江城築城(1607~1617年)の際に
内堀と並行してできた道路で侍家屋が立並ぶ城下町の通りです。
この塩見縄手には200~600万石の中級武士達が住んでいたようです。
長屋門をくぐり抜け、
武家屋敷へと入って行きます。
次の間には駕籠も展示されていました。
屋敷の裏側に回ると、奥方の居間があり
お歯黒道具、手鏡など興味深い品々が並んでいます。
茶の間、広い庭園を眺められますが、以外と質素でこじんまりとしています。
納戸、天秤ばかり等・・・生活必需品が並び当時の生活様式が伺えます。
取っ手付き桶
湯殿、屋敷の表側は面子を大事に、裏側は質素にして家族の生活居住空間とし
当時の武士達の“質実剛健”を重んじた考え方が偲ばれます。
つるべ井戸が掘られていました。生活様式の動線を考えていたんでしょうね。
長屋門の中間(ちゅうげん)部屋
中間部屋はお武家様の奉公人たちの住居としても使用されていたようです。
台所、食器棚、つい立、茶壺・・・・・
灯火具 ランプ類 灯台、行燈、燭台、提灯
戦国時代を支えた中級武士達の日常生活が手に取るようにわかります。
コンビニやスーパー等で、
その日その日の食材が入手できる現代人の生活様式とは異なり
食材を大切にしていた当時の人々の生活様式に趣きを感じますね。
武士の魂と心意気、規律と主従関係、
日本人特有の食文化に対する考え方、等々・・・
現代人の忘れてしまった大切な生活習慣を思い起こさせてくれました。
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それでは また お会いしましょう。 (^-^)ノ~~