初体験 埋蔵文化財有無の試掘 (2)
黒い雲が北へ向かって流れ、時折 怒り狂ったような突風がゴーッと音をたて
商店街の看板や自転車をなぎ倒しながら吹き抜けている東京です。
どうやら、桜の開花宣言もこの空模様にびっくりして足踏みしているのでしょうか。
さて、前回に続いて 「埋蔵文化財有無の試掘」の話です。
「初体験 埋蔵文化財有無の試掘 (1)」
http://ameblo.jp/fudousantoushicom/entry-11207010445.html
指定業者のショベルカーの運転手さんは 慣れた操作で 宅地内を手際よく掘りおこしはじめました。
「縄文時代の土器がでてきたら、*☆*:;;;:*☆*:;;;: ドキッ とするなぁ」 (‐^▽^‐)
さむいダジャレを連想しながら 見守っていると、
アッと言う間に、深さ:50~60cm 長さ:10m程の距離を掘り起こしました。
どうやら、何も無さそうなので ホッとしました。
近くの地主さんのお爺ちゃんがこの様子を見ていて
「この辺は昔、畑で大根や芋・茄子なんかを作っていた場所だからいい土をしているなぁ・・・」
S市の埋蔵文化財係の担当者の方、
「今、見えている赤土がローム層です。」
「赤土をこれ以上掘っても旧石器時代のものですから、」
ヘーッ Σ(・ω・ノ)ノ! 旧石器時代
「ローム層の上の黒土が縄文時代からの土で、約1万年の歴史があります。」
ナヌーッ Σ(・ω・ノ)ノ! 1万年
(中央を横切っているのは木の根っこでした。)
「特に縄文時代の集落跡らしきものは見当たりませんでしたが、
建築工事の際は、“慎重工事”をお願いすることになるでしょう。」
との お話で ホッとしました。
不動産売買契約には重要事項説明書が付きますが
「埋蔵文化財保護地域」に指定されていると、しっかりとこの事を説明しなければなりません。
初体験の「埋蔵文化財有無の試掘」立会いでしたが、
「百聞は一見に如かず」
ハラハラ ドキドキ
しながらも、
とても良い勉強になりました。
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それでは また お会いしましょう。 (^-^)ノ~~