マンション「新築主体」の終焉 !? 中古再販事業への参入も・・・
午前中は晴れていましたが雲が空をおおい、時折吹く風も冷たく寒い東京です。
空気が乾燥していますから火の元には十分気を配りたいですね。
日経ビジネス 2012.1.16号の時事深層ページに “マンション「新築主体」の終焉” という
タイトルで私達不動産業者の目を引く記事が有りました。(日経ビジネスより抜粋引用)
正月休み明け1週目の週末、東京豊洲にある野村不動産のモデルルームは家族連れでごった返していた。
2013年4月に入居予定の {プラウドタワー東雲キャナルコート} 3LDKで5000万円台
安心・安全を売り物にして総戸数:600戸のうち、昨年12月に売り出した第1期250戸が即日完売。
東日本大震災前は、「湾岸」・「タワー」となれば完売が約束されていた。 だが震災で「停電」・「液状化」の
被害を目の当たりにした消費者から敬遠され、一時的にストップ。 震災から10ヶ月がたち、買い控えていた
一部の購入者が動き出した。
昨年11月の首都圏のマンション発売戸数は前年同月比31%増の4820戸。 もっともこれは局所的な動き
でしかない。 状況はひどくなるばかりで、2,000万円~3,000万円台の郊外型マンションは、かつては1万戸
以上あった。 千葉県・埼玉県ではここ数年、4000~5000戸止まりと低迷している。
(日経ビジネスより引用) 画像をクリックするとアップします。
つまり、大手デベロッパーが開発する大型物件以外はほとんど供給されていない状況が続いている。
2011の新設住宅着工戸数は、11月時点で約77万戸と3年連続で100万戸を割る公算だ。
そして今後も新築需要が大幅に増える可能性は小さい。 先細る新築ビジネスは大手デベロッパーにも
収益の多様性を促している。 その1つが 中古マンションを買い取って フルリノベーションし再販する
事業だ。 今迄は中小のデベロッパーが主体となっていた 「中古マンション買取 → リノベーション →
再販」 事業だが、昨年あたりから 野村不動産アーバネット、長谷工アーベスト等も進出している。
このビジネスは新築に比べて利幅も薄く手間もかかるが、それでもやらないよりはまし というのが各社の
本音のようだ。
都心部活況の裏で、新築主体のビジネスモデルは終わりを迎えつつある。
(以上)
不動産業者には、ゾッとするような内容ですが、実はこのビジネスモデルがここ数年脚光をあびている
のも事実です。 知り合いのデベロッパーさんから
『区分所有のリノベーション事業を始めましたので中古マンションの売物件を紹介して欲しい』
という話がよくあります。
弊社でも昨年は何件か、このビジネススタイルでの取引がありました。
立地条件の良い中古マンションをスケルトンにして、
最新の設備に改修して再販するこの事業スタイル、
ひと昔前だったら 自分で中古マンションを購入してからリフォームする人が多かったのですが
今では出来上がったリノベーションマンションを購入する消費者が多くなったということですね。
確かに自分で内装業者と交渉したり、色や設備を選んで改修するよりは
手っ取り早いし、失敗も少ないですよね。
ところで あなたは ● 新築マンション派
それとも 災害に強く立地条件の良い ● リノベーションマンション派
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それでは また お会いしましょう。 (^-^)ノ~~