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不動産屋であり中小企業診断士。会社を倒産させた経験があるが、失敗した経験を生かし多くのことを学びながら事業再生を果たす。
経営難に陥り債務超過、返済困難、過剰債務、不良債務、代位弁済、競売・任意売却、倒産回避に関わる事業再生支援の専門家
(ホームページ⇒大野不動産コンサルタント事務所)
日々の思いついた事を、書いています。今日はこんな話・・・
経営コンサルタントとは、企業などの経営について助言等コンサルティングを行うことを業とする者をいう。
中小企業診断士は国で認められた経営コンサルタントです。
国に認められなくても経営コンサルタントに誰でもなることができる。
あなただって、今から経営コンサルタントの○○です。って言えば即コンサルタントです。
あたしの会社がつぶれそうな時に、怪しい経営コンサルタントにお目にかかった。
今思うと、適当な奴らだったし、危ない奴もいた。
たとえば、
「資金繰りに困っている会社に乗り込み、融資を受けてあげましょう。
その代わり・・・融資の30%は報酬でいただきます。
町金融で借りると一年で金利が40%ですよ。一回の報酬で5年も7年も低金利で借りられますよ。」
当時の貸金業の金利は驚くほど高い。
(消費者金融業界の金利は2000年(平成12年)の出資法改正まで40.004%とっていた。そこから29.2%へ下がり、現在は利息制限法の金利まで下がっている。)
で、そういう輩は、資金繰りに困窮している経営者の弱みに付け込んで誘いに来る。
「金利の高いところで借りるなら、当社に頼みなさい。」と・・・
資金繰りに苦しく藁をもつかみたい経営者は、悪徳経営コンサルタントの餌食となる。
資金繰りのための資金繰りだから、事業計画は一切考えていない。
当然のごとく、その会社は行き詰ってしまう。
やることは、決算書の改ざん、悪質なのは税務署の印鑑の偽造や金融機関内に仲間がいたなんてのもあった。
当時流行っていたビジネスローンのスコアリング融資、5000万の融資を受けて1500万は報酬だからね。
結局、その輩は詐欺罪で逮捕され、経済事件として新聞にも大々的に報道されていた。
役所の窓口に行くと、無料で中小企業診断士さんが経営・融資の相談をしてくれる。
安心安全な経営コンサルタントです。
中小企業診断士は経営コンサルタントだから中小企業の経営支援が得意なはずです。
経営学の勉強をして優秀なのだけれど、中には仕事がなく稼げない診断士がいる。
経営者のあなたが経営相談をするのだったら、実務経験豊富な稼げる中小企業診断士さんに相談するといいよ。
仕事がない診断士さんに相談して、あなたの会社の仕事が増え、収益をあげるようになると思いますか。
世の中、そもそも論では生きていけません。
診断士だけではないよ。今年知り合った公認会計士は開業して資金繰りに行き詰まり
消費者金融等から借り入れて返済ができなくなった。
どうしたらいいかなんて相談もあったよ。
その会計士は、中小企業の経営顧問をしていたんだよ。あたしは言ったよ。
自分のところの経営顧問をしなさいと・・・笑い話みたいな話だよ。
士業の代表格の弁護士、税理士も一昔まではふんぞり返っていればお客が来てくれたが、
そんな時代はとっくのとうに終わっている。
士業も経営者です。専門家ですとふんぞり返っていると痛い目にあう。
話は変わるけど、
あたしはね。どん底まで落ちて・・・まあまあ満足した生活を送ることができるまでになった。その要因は
失敗して失敗して人に話せないぐらい辛いことを経験して感じたことは、
結局のところ「縁と運」かな。急に話しが飛んで「え~」って言わないの。
会社をつぶし資産をすべて取られ無一文となった。住むところもなくなったわけだ。
でもね、仮設の住居に支援者の伝手で入居できた。
支援してもらえなかったら、今頃はホームレスになっていたね。
もし、支援者との「縁」がなかったらどうだったかと考えると怖い。
会社をつぶして露天商の仕事をしていたときに、「大ちゃん、前に不動産の仕事をしていたよね。手伝って」
安い給料でこき使われて、結局この会社はつぶれてしまったけど、
不動産業に戻してくれたのは、その会社に誘ってくれた代表との「縁」です。「円」でないよ。
この会社の仲間が「中小企業診断士は決算書の分析能力がつくから面白いよ。」って言われた。これは「縁」。
不動産業者として再度独立し、失敗はしたくないから経営学を学ぼうと診断士を取得し「運」をつかんだ。
多くの出会い「縁」で助けられ、「運」を運んでくれる。
ここから、あたしの再生劇が始まり完全復活となった。詳しくはいつかね。
稼げる診断士になるのも、楽しく生きるのも「縁と運」を掴むことかな
あたしは会社をつぶす前は結構稼いでいたから、実力・能力があると錯覚していた。
世の中の時勢が変われば、そんなものはあっという間に崩れ去り裸になった。
実力・能力の高さだけでは、この世は渡れないと感じる。
最後に経営学の勉強をして中小企業診断士の資格を取得し経営コンサルタントになろう。おもろい資格だよ。
あたしの会社は、あたしが中小企業診断士(経営学)を学んだからこそ復活できた。
大げさでないよ。
最後の最後、診断士の受験仲間は、あたしが診断士になれるとは誰もが思っていなかった筈だ。
診断士の勉強会では屈指の劣等生でしたから・・・でも、合格。これも「運」かな。
では、またね。