不動産屋であり中小企業診断士。そして、借金、多重債務問題、競売、任意売却。再生のプロフェッショナル(ホームページ⇒有限会社大野不動産コンサルタント事務所) のブログ部屋へようこそ!日々の思いついた事を、ブログにしています。今日はこんな話・・・
宅地建物取引業者は、不動産取引における買主や借主に対して宅地建物取引主任者が重要事項の説明をすることは最低限の義務です。
あたしは、特に不動産売買の買主に説明するときは、専門用語がたくさんあるので、わかりやすくかみ砕いて説明するようにしています。
言い忘れましたが、あたしは宅地建物取引主任者です。
で、買主、借主には重要事項の説明をするわけですが、半分も理解していないかもしれません。
あたしのように、理解できるように時間をかけて丁寧に説明する者もいれば、早く終わらそうと棒読みで早く済まそうとする輩もいます。
どんなにかみ砕いて説明をしても、不動産に関する最低限の知識が無いと、「お経」のように、内容もわからない。
だから、質問もできないし、知らないうちに終わって、何が何だか分からないなんてこともあります。
説明を受けた時に理解していない場合は、後々、トラブルに発展することもあり、トラブルの際は重要事項説明書に正しい記載がしてあるか否かが問題になります。
「隣にマンションが建つって説明を聞いてないよ。」
調査不足でしたなんて言い訳ができません。
「再建築不可の説明を受けていないよ。」
「説明したじゃないですか。」
「再建築不可の内容まで説明を受けてないよ。」
トラブル発生です。
「管理組合の修繕積立金がなくて、修繕費を請求されたぜ。」
ある日突然に発症する病気の事を、「サイレント・キラー」と呼ぶそうです。契約時には間違いが発覚しなかった重説も、突然明るみに出ます。
いい加減な重説ばかり繰り返している宅地建物取引主任者さん、そんな主任者を放置している不動産屋さん、今は無事でも、ある日突然に発覚して会社はつぶれてしまいますよ。
普段から、トラブルが起きないように、お客さんのことを考えて仕事をしてください。
どんな業種でも、言えることです。
「お客様は、神様です。」
では、では。