$不動産投資でハッピーリタイア@横浜の中川隆司のブログ
写真と体は密接に結びついている。
体力を使うし、より肉体的作業だと言って良い。
まず歩く事から始めないと写真は撮れない。
めんどくさくても、眠くてもまず体を動かす事。
始めたら、良い写真を撮る事なんか忘れて、
撮る事に対して楽しんでいる自分を発見するだろう。

ロードトリップフォト   http://web.me.com/roadtripphoto


現在、フランスのアルルでアルル写真フェスティバルが開催されています。
これは、世界的に大きな写真フェスです。

偉大な写真家から、無名の写真家まで色々な場所で写真が展示され見る事が
出来ます。

また、レヴューと言って、各国の写真ジャーナリスト、評論家に自分の写真を
論評してもらえる機会もあります。

うまく評価の対象になれば違った展示会に出品する事も可能ですし、大きな仕事が
舞い込んでくる可能性も秘めています。

僕の知り合いもこのレヴューに写真を持っていっています。

さて翻って日本の写真の現状はどうでしょうか?

地下鉄の車内吊りを見てもわかるように、広告の今は最悪期でしょう。
広告が出稿される機会は数年前から半減しました。

ここで仕事をしていたカメラマンは、みんな干上がってしまいました。
事務所をたたんで、人を減らして、機材を叩き売って糊口をしのいでいます。

事務所も事務所スタッフも使わない機材も仕事が潤っている時は自分の
味方ですが、仕事が減り始めると途端に反旗を翻します。

入ってくる仕事がないのに、経費として確実に自分のポケットから現金を
支払わなければいけないからです。

それは、とてつもない恐怖を与える現実となり、次々とリストラ策を打ち出さ
なければいけなくなってしまいます。

リストラするものがあるうちは良いのですが、なくなると打開策がなくなります。

何回もいいますが、給料やギャラが多いだけではお金持ちにはなれません。

それを一生維持する事は出来ませんし、その前に税金が立ちはだかるからです。
しかもカメラマンの引退は、会社員よりずっと早く訪れます。

いくら売れっ子であっても、ギャラが高くても、仕事がなくなれば蓄えの中から
生活するしかありません。

また、数千万円の高給を取っている会社員にしても、累進課税で半減した手取りから
市民税を払えば累進課税の下のほうの人と変わらない給料となってしまいます。

その給料を維持する事も大変だと思われます。
自分の責任以外で、会社が大きく傾く事も現代では珍しい事ではなくなりました。

今、大きく儲かっている人はあまりいませんが、例えそうだとしても、自分のこれから
やってくるであろう氷河期の為にやっておかなければいけない事は沢山あります。

良く世間でいわれる「あの人の給料は3千万だ」とか、「あのカメラマンは1カット
数百万だ」とかいう言葉を鵜呑みにしてはいけません。

先に言いましたが、3千万の手取りは額面の半分以下ですし、仕事がなくなれば
ギャラの高いカメラマンもすぐに干上がります。

そんな時に自分を助けてくれるのが資産です。
現金ではありません。

お金を生み出す資産です。
現金は減っていくだけです。

ひとつ例を挙げます。
ある人が、都内にある高級住宅地の家を売ることになりました。

売る人は隣の人に「買いませんか?」と声をかけました。
隣の人は、夫婦揃って高給取りでした。

商談はまとまり売却は成功しました。

近所の人は「買った夫婦は高給取りだから買えたんだ」と言いました。

こう言った話ですが、裏を読まなければ近所の人と同じになってしまいます。

まず売った人は、購入値段に上乗せした金額でした。
売る家は、賃貸に回すには利回りが悪すぎました。

買った夫婦も賃貸に回していますが、収支はマイナスでしょう。

ここで言いたいのは、売った人がリスクと共に数千万の利益を得る事が出来た
という事です。

給料の額面だけ、世間の評価だけ、近所の人の言う事だけでは本当の意味は
見えてこないでしょう。

賢い投資脳があれば、そんな事は瞬時に見えてきます。