残暑お見舞いどころの騒ぎではない暑さの埼玉県よりお届けしております。


先日、こんな写真をお見せしました。



基礎のコンクリートを打って型枠を外した後に最終的にはモルタルで左官仕上げをします。


こんな風にきれいなのは左官屋さんがきれいに仕上げているからです。

ですが、と続きます

ごく稀になんですけど
てか何で?
と疑問に思ってしまうのですが、床下通気のために設置した基礎パッキン部分の風穴まで塞がれている箇所がある現場があります。


この明るくなっているところが通気孔です。


モルタル仕上げの時にマスキングなどはしないので、左官屋さんの技術によるものなのですが、普通に考えても塞いでしまうのは信じ難い事です。

現場が立て込んでて雑に急いでやっつけた?
位しか思い付きません。

在来木造の一般的な断熱工法の家は床下の通気孔はとても重要です。

ぐるっと全部塞がっていることはないとは思いますが、万が一塞がっていたら結露してカビが生えます。

断熱工法によっては基礎自体に断熱をして自然通気ではなく強制通気させるのもありますが、これにもちょっと問題があります。長くなるので改めますが、日本の気候を考えると断熱は窓ガラスで対応して、床下などの木部に関してはなるべく風通しを良くしてあげた方が、いいのではないかと個人的には思っています。

100年以上の現存する日本家屋は隙間だらけです(笑)

家は手作りです。
どうしてもどこかに不備があります。
引き渡し前のチェックをお客さんにしてもらいますが、傷や汚れ位しか指摘できません。

メーカーの担当者は嫌な顔をしますが、私はマニアックな所までチェックします。

この世界に長年いる私と、どうやって出来ているのか分からない初めて家を買うお客さんとの違いです。

通気孔が塞がっている物件はそんなにありませんが、そんな事があるかもしれない精神で「家」探しのお手伝いから買った「家」のチェックをしています。

また後日。