今月はお彼岸だということで、彼岸について過去のブログでどんなことを話しただろうか?と改めて振り返ってみたところ。
2012年の9月のブログ でお彼岸の本来の意味についてお話していました。
そこで私はある一文に顔が青ざめました。
「(彼岸の)修行には六つの種類があるのですが、それはまた別の話としましょう。」
あれから向こう2年間、私はこの「別の話」を
まっっっったくしておりませんでした。
ひそかにブログを楽しみにしてくださっている方々には大変思わせぶりな表現をしたことをお詫びするとともに、「別の話」について2年越しのこの機会にお話させていただくことをお許しください。
「彼岸の修行には六つの種類がある。」
これは仏教用語でいう六波羅蜜(ろくはらみつ)というものです。
「波羅蜜」は「波羅蜜多」ともいってサンスクリット語のパーラミーターがもとになった言葉で、向こう岸に渡るという意味になります。
修行を川にたとえて、川の向こう岸にある迷いのない悟りの世界へ渡ることを表しています。
その川を渡るための方法が
○ 布施(ふせ) ・・・ 感謝の心を持って施すこと
○ 持戒(じかい) ・・・ きまり、教え、戒めを守ること
○ 忍辱(にんにく) ・・・ 怨みを持たず、耐え忍ぶこと
○ 精進(しょうじん) ・・・ 努力、実践すること
○ 禅定(ぜんじょう) ・・・ 心を乱さず落ち着かせること
○ 智慧(ちえ) ・・・ 物事を正しくとらえ、迷いのない心を得ること
という六つなのです。
なるほど。。。こう並べてみると、とっても道徳的でもっともなのですが、頭にすっと入っていきずらい気もします。
そこで思いつきですが、逆の意味を考えて自分に当てはめてみました。
するとこんな感じに。。。
× 無布施 ・・・ 私はみんなのためにこのブログを書いているんです。こんなにがんばってるのになぜ「いいね」が少ないの?
× 無持戒 ・・・ 「いいね」を得るためなら他人のブログをパクろうが、悪ノリしようが私の自由!
× 無忍辱 ・・・ 文句言われても反省なんてしない。理解できない周りが悪いんだ。
× 無精進 ・・・ それでも心のどこかで自分の非を感じてる。このままじゃいけないってわかっている。でも結局何もしない。
× 無禅定 ・・・ そんなことだから心はいつもフワフワ浮ついて落ち着かない。他人の目が気になる。
× 無智慧 ・・・ そして結局、同じ過ちを繰り返す。
ネガティブで不愉快きわまりないですね。なんだかこのブログを読んでくださる方も減りそうです。
でも逆に六つの行をきちんと行うことができたなら、逆に前向きになれることも確かです。
川の向こうにある悟りの世界というのは、きっとそんな心が晴れ渡るような世界なのではないでしょうか。
改めて六波羅蜜にしたがってみた結果がこちらです。
○ 布施 ・・・ 私はこのブログが書けることに感謝します。
○ 持戒 ・・・ いつも自分の言葉で書くように、そして可能な限りつづけよう。
○ 忍辱 ・・・ 時にはネタが思いつかなかったり、すっぽかして迷惑かけちゃったりと、苦しい時もありますが、反省することは忘れないようにしよう。
○ 精進 ・・・ やるからには少しでもよいものが書けるよう、一所懸命努力しよう。
○ 禅定 ・・・ やらずに後悔するよりも、やって評価されるほうがいい。前に進んでいる実感が何より心を安定させるから。
○ 智慧 ・・・ これが自分の道と心得て、このブログを続けられることに感謝します。
ほら、六波羅蜜にのせたらこんなにポジティブな言葉になりました。
そして感謝をすることでまた書こう、続けようという気持ちが湧いてきます。
川を渡って向こう
岸につけば、今度はもといた岸が向こう岸になる。また渡ろうという気持ちになる。
このポジティブが繰り返されていく。
まさにポジティブスパイラル。感謝のスパイラルです。
みなさんもお彼岸には、ぜひ普段の自分を六波羅蜜にあてはめてみてください。
きっと感謝の気持ちとともに前向きになれるのでは?
