4月12日のことです。
荻外荘公園を後にして来た時の入り口とは逆の東側の出口から歩いて5〜6分のところにある。
こちらに凸💨
角川庭園の概要
角川庭園は、角川書店の創設者であり俳人でもある故角川源義(げんよし)氏の旧邸宅を、2005年(平成17年)に遺族からの寄贈を受け、杉並区が整備した庭園。
四季折々の木々や草花を楽しめる庭園と、展示室や貸室がある『幻戯山房』( げんぎさんぼう )があります。
さっそく門から庭園に入ります。
ベニカナメモチの生垣に沿って真っ直ぐに進むと。
ソテツとバショウが植っているところから通路が鋭角に回り込んで。
幻戯山房と名の付いた邸宅部分に繋がります。
入り口は、お金持ちの家という感じです。
玄関に入ると靴箱の上には登録有形文化財と記された文化庁のプレートが掲げられています。
玄関を上がった左側に展示室があり通常開放されているのは、この1室で、その方の部屋は句会などを催せる詩歌室や茶室などの用途でインターネットなどからの事前予約により利用されています。
展示室の中には机と。
その上に源義氏の写真があり。
こちらの棚には出版物や上から2段目には当時の表札なども展示されています♪
最後にもう一度、応接間兼書斎をパシャってから外に出ます。
芝生の庭には。
石組みの小径を回り込むように進みます。
すると何やら見えてきました。
今は水が入っていない蹲踞(つくばい)のようなものがあり、その隣りには。
石仏があり、お賽銭が置かれていました。
反対側の小径の左側には関守石(止め石)が。
止め石とは丸い石にシュロ縄を十字に結んでいて、その名の通り『この先入るべからず』という意味があります。
(2023年11月27日に京都の瑠璃光院で撮影)
京都の寺社や祇園などの料亭などでは↑のように竹を組んだ結界が多いですね。
もちろん竹組みの結界の割合が多いというだけで京都でも複数箇所で関守石を見た記憶があります。
関守石があった左に枝分かれしていた小径には当然行かずに、右側にカーブを描く小径を進むと。
芝生が敷き詰められた庭に出ます。
ミルクティー色だった芝生が青々となろうとしている途中ですね。
そして小径の左側には水琴窟(すいきんくつ)が涼やかな音色を静かに響かせています。
水琴窟とは、地中に彫った穴に瓶や壺のようなものを入れて周りを砂利や砂で覆ったもので、その空洞に水がポタリと落ちるとエコーがかかった水音が響く仕掛けになっています♪
水琴窟の横には手水鉢があり、写真をよく見ると分かりますが、水が鉢からひと筋流れています。
この水が水琴窟を涼やかに響かせています♪
ということで、予約をしないと入れないエリアの近代数奇屋建築の建物をパシャったのを最後に角川庭園を後にしました。
ツツジも、あと半月ほどすれば綺麗に咲き誇りそうですね。
ちなみに、4月12日に荻窪三庭園の全てを巡ろうと思ったのですが、最後の1ヶ所に近づいたら人があまりにも多いので、もう1ヶ所は日をあらためて行くことにしました。とさ。
ではでは👋
【住所】
〒167-0051 東京都杉並区荻窪3-14-22
【開園時間】
9時00分〜17時00分
【休園日】
水曜日・年末年始