3月29日のことです。
2024年春のお写んぽ洛旅の最終日です。
この日は本来、数カ所の予定を入れていましたが、明け方までの雨と桜の開花時期を思いっきり逃したモチベの低下で、桜に絡めた寺社巡りは取りやめまして。
こちらに凸💨
京都では久々に公共交通機関の始発を利用した早朝始動をしないため、ゆっくりと起きて。
ホテルの近くから市バスに乗り出町柳に向かい、開店時間の8時30分より10分程度早く到着したのですが。
早開けしたようで既にお客さんが4人いました。
こちらでは↑の写真の『おこわ』と書かれているところくらいが注文の出発点で、奥のリュックを背負っている男性が立っているところにレジがあります。
そして手前で注文をしたら、その方がプラ容器に品物を入れて少し左側の台で包装をし、奥のレジで会計を済ませるという1人の店員さんが1人お客の注文取りから会計までを横にスライドしながら行うシステムです。(混み具合などで臨機応変に変わるのかもですが)
そして会計作業を終わらせた店員さんは再び手前にスライドしてきて次のお客さんの注文を受けるという感じで大量に来るお客さんを捌いていきます。
店頭ショーケース
なので、システマチックな客捌きのお陰で多くの並びがあっても列の進みが早いです。
雨上がりの影響なのかショーケースのガラスは曇っていますが。
定番商品から。
季節のものまで豊富な品揃えですが、以前からちょいちょい言っている通り、食に関して保守的なので定番なものを注文しました。
鴨川デルタ
そして会計を済ませて。
テクテク歩いていると鴨川(賀茂川)に架かる出町橋の西詰に到着。
そして、この柳が『出町柳』という地名の『柳』のようです。
『ようです』という書き方をしましたが、僕が調べた文献の中には『出町橋西詰の柳は地名の柳とは関係無い』というものも見受けられたのです。
ただし、この柳が出町柳の地名の由来だという説の方が多く、近くにある出町枡形商店街の寿司屋さんの大将もそう言っていたので、あくまでも『諸説あり』というのを言い添えて『出町橋西詰の柳が出町柳の地名の柳だ』説に乗っかっておきます😅
柳の木の下には『鯖街道口』と彫られた石碑があります。
若狭から鯖をはじめとする魚介類や塩などが運ばれてくる鯖街道の終点の地となっています。
そして出町橋を渡らずに。
鴨川沿いの土手を下流方向にテクテクすると。
鴨川デルタに出てきます。
↑の写真の階段が見えますが、そこが中洲で、手前側の流れが鴨川で、中洲の向こう側の流れが高野川で、その2本の河川がここで合流して下流の祇園の方へと流れて行きます。
本来なら、このベンチに腰掛けて鴨川デルタと、その対岸に咲くソメイヨシノを眺めながら出町ふたばの大福を食べましょうと思っていたのですが、いかんせん雨上がりでベンチが濡れているので。
お行儀が悪いですがベンチ横で立ったまま食べることにします。
購入したのは豆大福、田舎大福(よもぎ)、福豆大福です。
まずは豆大福。
前回も同じことを言ったのですが、以前は、大福はコンビニなどで安価で売っているものと和菓子屋さんのものとで、それほど大きな違いを感じないと思っていたのですが……
そんな僕でも出町ふたばの大福は歴然とした違いを感じます。
滋賀の羽二重もち米の新米しか使わないという餅部分もそうですが、中のあんこが全く違うんですよね。簡単に言えば小豆の豆の風味が濃く感じられて、それを強調する為か甘さが控えめで、とにかく美味しいんですよ!
田舎大福のよもぎの風味もバッチリです👍
そして福豆大福。
サツマイモの鳴門金時から作られる芋餡と福豆が問答無用で旨旨し‼️
豆大福と甲乙つけ難いくらいに自分の好みな逸品です♪
ということで雨の影響で少し増水している鴨川でつがいの鴨を眺めたり。鴨だけに……
鴨川デルタの飛び石でジッとしている。
アオサギを眺めてから。
なんとかなるっしょギャンブルを外しソメイヨシノが咲き乱れる光景を見ることができなくて、軽く意気消沈してしまった京都の街を後にします。
また行けるのであれば来年こそはと心に誓ったのでした。とさ。
ではでは👋
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