時空を巻き戻して3月28日のことです。


春のお写んぽ洛旅2日目は、早朝の始発の地下鉄に乗りこんで。

こちらに凸💨

京都御苑の概要

現在、京都御苑の中にある京都御所は平安京の造営から東京遷都に至るまで千年以上にわたり天皇が住み、政事を行った場所でした。

江戸時代末期には京都御所を囲むように公家屋敷街が形作られていましたが、明治維新を迎え京都から東京(江戸)へと宮が移り、それに伴って天皇と公家たちも東京へと移り住みました。

そのため御所と公家屋敷街は一時期荒れ果てましたが、明治天皇のお考えもあり『大内保存事業』が開始され、公家屋敷街一帯は建物を取り払って樹木などを植えて公園化し、新たに『京都御苑』として生まれ変わりました。

その後、大正天皇、昭和天皇の即位大礼は、京都御所と京都御苑を式典の会場として執り行われました。

戦後、京都御苑は広く国民に開かれた公園となるように、訪れる人のために休憩所、児童公園や運動施設などが苑内に新たに整備されました。

現在では、京都御所、京都大宮、仙洞御所、京都迎賓館を含む緑豊かな約100ヘクタールに及ぶ広大な敷地は、九つの門と五つの出入り口がある公園として、国内、海外から訪れる観光客や身近な市民の憩いの場として広く親しまれています。


※. 国民公園協会HPより抜粋編集

ということで。

まだ朝の6時にもなっていない時間に地下鉄烏丸線今出川駅に降り立ちます。

今出川通りを挟んだ左手の道路の向かい側には同志社大学今出川キャンパスがあり、入り口には桜が咲いていました。

今出川御門

そして、それほど歩かずに今出川御門が。

門の向こう側には若草色をした築地塀が見えています。もちろん定規筋5本線

今出川御門を潜って正面の朔平門へと延びる本線となる通りから斜め右手に分かれ道があり、そちらの方に進みます。すると……

はい見えてきましたね。

この時間だというのに既に3〜4人くらい先客がいました。考えることは同じですね😅

近衛邸跡の糸桜

ということで、これが近衛邸跡の糸桜です。

こちらは京都の公家・貴族の中で、最上級である『五摂家』の筆頭、近衛家屋敷跡です。

そして『糸桜』とは、ここ近衛邸跡に咲く『枝垂れ桜』の愛称です。

それにしても先客がいたとはいえ、そこはホレ。

この時間に来ている人は、ほぼガチカメラマンなので、他の人の考えていることは分かっていて見事な譲り合いがあり、とにかくストレスフリーでパシャることができるのです👍

とにかくこの時は『面倒な連中が来る前に』とノンビリな気持ちと焦る気持ちが、ない混ぜになりながら写真撮影をしておりました。

本当なら、もっと陽が昇って空の青が色濃くなった方がいいのですが、次に予定しているところが8時に予約してあり、これまた早いので残念ながらノンビリはできないのです。

京都御所の築地塀

近衛邸跡を早々に切り上げて細道を南下すると。

京都御所のぐるりを囲む築地塀が。

こちらの築地塀は先ほどの今出川御門を入ってすぐのそれとは違い黄土色をしています。

それにしても広さが凄いですね。

その広さを表現する為に、朝の散歩をしている地元民と思しき人をわざと入れてみました。

京都御所を取り囲む築地塀の北西の角から、西側の塀沿いに南下したのですが、最初にある皇后門

その先にある清所門

御所内の一般解放の参観者入り口は、ここになっていて写真にも映っている通り常にパトカーがいます。当番なんかがあるのでしょうね。

そしてこの御所の壁に触れるとブザーが鳴るってどこかで見たけど、本当なのだろうか?

清所門を過ぎた辺りの築地塀とは反対側の、木々のあるところに咲きかけの桜が。

ここらから左に見える築地塀の通りから、木々が植栽してあるところに自然に踏み固められたような道があり、そこを進むと。

桃林

視線の先にピンク色の木が見えてきます。

ここが『桃林』と言われるエリアです。

桃林の看板があるのですが、写真を撮り忘れていました😅

紅色の桃の花も綺麗に咲いていますが、見頃は終わりに差し掛かっている感じでした。

おそらく去年だったら既に散っていたと思います。

その先に『梅林』の看板がありましたが、こちらは完全に終わっていました。

このくらいになると、だいぶ陽が昇ってきています。

左側に淡いピンク色が見えますが、目線を、そちらとは反対側の右に向けると。

出水の枝垂れ桜

さらさらと小川が流れていて、これが『出水の小川』です。

こちらは歴史や由緒があるものではなく『親子が水辺で遊べるように』と平成に整備されたものです。

その向かいに『出水の枝垂れ桜』と呼ばれる桜が。

こちらは先ほどの近衛邸跡の糸桜と並んで、京都市内の早咲き桜の代表格です。

こちらは近衛邸跡の糸桜よりもピンク色が濃い感じです。

ということで次があるので足早ではありますが、この下立売御門から京都御苑を後にしました。とさ。




ではでは👋