11月27日のことです。
ブログの更新と時系列が前後しますが、早朝に山科駅前に夜行バスが着いて、そこから南禅寺→水路閣→蹴上インクライン→詩仙堂→曼殊院門跡→京都二郎と初日から超ハイペースで巡りまして、初日にして今回の京都遠征のメインのひとつである場所に向かいます。
八瀬比叡山口駅
まずは一乗寺駅から八瀬比叡山口駅に到着します。
目的地の瑠璃光院に行く橋が通行止なので大回りして向かいます。
八瀬比叡山口駅から国道367号(通称 鯖街道)に出る直前に冬桜が咲いていたのですが、行き来する方は誰も気づかずに素通りしていました。
高野川
高野川に架かる西塔橋を渡り川沿いを歩くと辺りには綺麗な紅葉が、そこここに✨
ケーブル八瀬駅の脇を通りますが、けっこうな並びができていました。ケーブルで比叡山に登って京都の街を一望できるスポットに行くのかな?
このケーブルの無料チケットを持っていましたが時間の都合上パスしました。
緑から黄、オレンジから赤に移りゆく紅葉のグラデーションが綺麗です🍁
こんな吊り橋のある景色もありつつ。
瑠璃光院の前に到着しました。
完全予約制なのですが、かなりな並びができています。
ちなみに↑が予約画面なのですが20分刻みでの予約で、この20分の1枠が100人なので人気のほどが分かると思います。
そして↑の写真では空きがポツポツありますが、この空きも画面更新をするとすぐに満席になる状況です。ですから予約が取れなかった人は、この画面にかじりついて空きが出たらすぐに予約の入力をするという争奪戦が繰り広げられます。
人が映り込まない写真をと、けっこうな時間粘って撮った1枚。
瑠璃光院を見終わって出てきた人が、門脇の寺号標のところに立って記念撮影をするのですが、サッと撮ってサッと帰るのなら問題ないのですけど、ずっと居座るグループがいるのです😅
5人組だとしたら、その5人が入れ替わり立ち替わりに写真を撮り、それで終わるのかなと思いきや、次は写真ではなく動画を撮り始める始末。
言いたくはないですが、そのようなことをするのは日本人ではありません。言葉を聞けばどこの国かは分かりますが敢えて言いません。そう、今あなたの頭に浮かんだあの国の人です(笑)
スタッフの『みなさん写真を撮りたくて待っているので、場所を譲ってください』という声がけにも、他の、写真を撮りたくてカメラを構えて待っている人がたくさんいるのにも、どこ吹く風で大声を張り上げてキャッキャとやっておられました(やれやれ💦) せっかくの侘び寂びの雰囲気がぶち壊しです。
気を取り直して。
瑠璃光院の由緒
もともとは明治から大正期の実業家(後の叡山電鉄などを開設する京都電灯を創業)で政治家としても活躍した田中源太郎氏が所有していた。
そして当地に構えた庵に明治政府の太政大臣である三条実美が『喜鶴亭』と命名する。
田中氏の死後、京都電燈重役の個人別荘となり現存する建物と庭園は大正末期から昭和にかけて造営されたもの。
数寄屋造りの建物は中村外二氏が手掛け、八瀬の自然を借景とした庭園は佐野藤右衛門一統によるものとされる。
その後、嵐電などでお馴染みの京福電気鉄道の所有となり高級料理旅館『喜鶴亭』として営業されていた。
その料理旅館が廃業することになり光明寺が買収して本堂を設置し、光明寺より寺宝を移して2005年に寺院に改められた。
※Wikipediaのものを編集
とまぁ京都に数多ある紅葉名所の寺社からしたら、歴史的にはめちゃくちゃ新しいところです。
山門
そんなこんなで時間になったので表門を潜って中に入ります。
竹の結界があるので、そのまま矢印に従って書院の建物の方へ。
書院
入り口で靴を脱ぎ書院に入るとすぐに階段があり2階に上ります。
2階に上った正面の窓からは綺麗な紅葉と山が。
この右側に写経をするスペースがあり机が並んでいて、たくさんの方が写経をされていますが僕は座るのが困難なのでパスしました。
そして人気のリフレクションが見られる部屋に。
たくさんの人が順番待ちをして、ひしめき合っています。
ということで運良くなのか、皆さん節度よく写真を数枚撮ったら後ろの人に譲って、撮り足りない人はまた後ろに並び直す暗黙のルール? で10分も待たずにテーブルの前に。
そう。ここのリフレクションは丁寧に拭き上げられた漆塗りの写経机を並べているのです。
これがテーブルの角から撮った写真。
部屋の構造が畳の部屋と外の窓の間に1メートル程度の廊下があります。
写真の1番奥の角に映っている柱が2本見えていますが、テーブルの角から写真を撮ると↑のようになります。
それをテーブルの角から50センチほど右にズレて写真を撮ると先程の2本の柱が重なって↑のような写真になります。
ちなみに写真は全てiPhoneで撮りました。
というか今回の京都遠征の写真はオールiPhoneでのものです。
先程の写真のポジションからさらに右にズレて真横からの1枚。
ちなみに写真の左に写っているモミジは赤に紫色の部分が混ざっているのが見てとれますが、この木は残念ながら数年前から調子を崩しているようで綺麗な赤になりきれないそうです。調子を持ち直して欲しいものです。
ということで先ほど触れた廊下の部分でのリフレクション。
逆サイドの方もパシャリ✨
廊下部分もピカピカに磨き上げられています。
瑠璃の庭
2階からの瑠璃の庭。
この苔の部分が、季節や光の当たり具合で瑠璃色に光ることが瑠璃光院の名前の由来だそうな。
1階に下りてきて瑠璃の庭を眺めます。
先ほどのリフレクションの真下になります。
臥竜の庭
こちらは臥龍の庭。
こちらの池にはモリアオガエルが住んでいて晩春から初夏にかけて鳴き声が聞けるのだとか。
玄関から見た外の風景。
池の上のモミジは、まだ青モミジでした。
この池には綺麗な錦鯉がいるのですが、ご機嫌斜めなのか橋の下にでも隠れているようでした。
ということで事前情報の通り僕のような下手くそでも、それなりな写真を撮ることができる瑠璃光院を後にしました。
↑の写真はLivePhotos機能を使って長時間露光に初チャレンジしてみましたが、水の流れがいい感じになりますね👍
ではでは👋