12月15日のことです。


舞泉カラシソバを食べた後に行こうと思っていたところが臨時休業ということで、ポッカリと時間が空いてしまいました。

あっ💦

ちなみにこの記事のサブタイトル『これが芸舞妓さんの儀式なのだ』『すばらしい世界紀行』久米明風に脳内で言ってください(笑)


話しを戻して😅

ということで春に来た時は入り口に撮影禁止の看板があり、写真を撮らずにいた祇園花見小路

後からGoogle先生によって分かったのですが写真撮影が禁止なのは上の写真で映っているメイン通りではなく、その両側に伸びる細い通りの私道部分がダメだったんだということで、花見小路をぷらぷらと漫ろ歩き

をしましょうかねと来た次第であります。

そして、この通りの突き当たりにある建仁寺に行ってみようかとも考えながら通りに入りました。 


すると行く先に数人の方がカメラを携えているのが見えてきました。

そこに前々日の『事始め』の時に、お話しをしてレクチャーいただいた方が。

そして何があるのかを尋ねると、どうやら芸舞妓さんの儀式的なものがあるとのこと。

更に詳しく聞くと、その儀式というのは『襟替え』と呼ばれるもので、舞妓さんが芸妓さんになるお披露目があるそうな。

ちなみに舞妓さんは芸妓さんになる為の見習い期間の呼び名で、その見習いを卒業して一人前になるという正におめでたいものだそうな。


そして始まりそうな時間が30分から1時間後くらいなのだとか。スケジュールがポッカリと空いていて次の予定は祇園のとあるお店に予約を入れていて、その予約の時間がだいたい2時間後です。これは乗っかるでしょうと相成りまして御座候。

もう少し詳しく襟替えについて解説するにあたり、その場でレクチャーいただいたものと後からGoogle先生に教わったことを総合すると。

まずは舞妓さんは芸妓さんになる為の見習いの状態で、舞妓さんは地毛を伸ばして日本髪を結うのに対して芸妓さんは高島田のカツラを着けるのを許されるそうで、人によっては芸妓さんになったタイミングでバッサリと髪を短くする人も少なくないのだとか。

そして襟替えですが、それまでの赤い襟から白い襟になり(となっていますが、おそらく襦袢の襟の色だと思います)、着物もそれまでの派手なものから落ち着いた色合いのものになるのだとか。

そして襟替えの段取りですが、ばっちりと白塗りメイクをして着物も普段はまず、お目にかかれない紋付きを着て、お茶屋さんの前に出てきます。

そこで専門のプロのカメラマンが記念撮影をするのが10分とか15分くらい。

その後、日頃お世話になっているお茶屋さんなどに芸妓さんになった挨拶回りをするという段取りのようです。そのカメラマンが撮影している間に邪魔にならないように横で写真撮影をするという訳です。

話しを聞けば、その挨拶回りをする際も邪魔にならないように追いて行って写真を撮るようなのですが、僕はそのお茶屋さんの前での記念撮影の時だけにしようと思います。

そんなこんなの話しをしていると。

日本髪を結った舞妓さん達が、その出てくるであろうお茶屋さんへと入っていきます。

どうやら、待ちに待ったその刻が近いようです。

そして玄関が開き。

一緒に挨拶回りをする男衆(おとこし)さん佳つ春さんが現れました。やはり息を呑む美しさです。

男衆さんとは、女性ばかりの芸舞妓さんの家の奥に出入りを許される唯一の男性で、着物の着付けなど身の回りのことをする人です。

そしてカメラマンさんの『もう少し右足を前に出して』などのポーズのリクエストに応えながら写真撮影が始まりました。やはり晴れの舞台なので嬉しそうですよね。


そして通りを行き交う馴染みの方に挨拶をされています。


今度は『横を向いてから』

『こっちの方を見て』というリクエスト。

『反対も向きましょうか』

その後、ご両親も交えての記念撮影をしましたが佳つ春さんから『家族は撮らんといてください』と。

その後、芸妓さん舞妓さんが出てきて。

右側の舞妓さんのおどけた仕草に皆さん和まれていました。

ということで、そろそろ挨拶回りに移動するようなので、この辺で僕は退去と相成りました。


いやはや。

おそらくこの先、遭遇することのないであろうスペシャルな場面に偶然にも居合わせることができて、良かったなと思いながら予約をしたお店へと向かいました。とさ。



ではでは👋