前回の投稿から放置したままだいぶ経ってしまった。

 

以前に止まった時もそうだったが、一度手つかずになるや更新が億劫になってしまうもので、もし意図的に見に来てくださった方がいらしたら申し訳なく。

 

特に世の中へ役に立つ情報を発信しているでもなく、戯言に過ぎない独り言を配しているのが専らなので、この際閉じてしまおうかと案じたが、これまで費やした時間を消してしまうのが我ながら勿体なく思えてしまった。なのでまた少しずつ触れてゆこうかと思う。

 

久々の投稿は親友について。

巷には「ともだち」なる文字が溢れているようだが、このともだちとは何者だろうか。おそらくはかなりの幅で濃淡のあるはずで、少なくとも私には濃い色の友達はほとんどない。親友とまでいくと一人しかいない。物理的に離れているにも関わらずである。

 

 

少年ジャンプにかつて連載されていた漫画にろくでなしブルースという作品がある。

詳細は割愛するが、葛西という登場人物がタイマンにおける卑怯な手段によって一敗地に塗れた際、この男の最強を信じて疑わなかった「ともだち」たちが次々と離れてゆくなか、「坂本...おまえはいかないのか?」とつぶやく葛西にたった一人残った彼はこう言って笑うのだった。

 

別に。おまえが負けたからって、何が変わるってモンでもねーよ。

 

この作品の長きに渡る連載において、私にとっては最も心に残るシーンである。親友を定義する公式が幾つかあるとしたら、これは間違いなくその一つであって、全く同じ感情を持つとしたら自分には一人だけ在るということなのである。それがたとえ独りよがりの希望的観測だとしても。