以前にも似たような事を書いた気がしますが、出先の昼飯に思いつかない時はカレーライスにすると無難であることが経験的にわかっているせいか、そうなることがままあるんですね。近々でもそうでした。

 

まずは地元の蕎麦屋にて。いわゆる「うちは蕎麦しかやらねぇよ。」なる通好みな蕎麦屋ではなくて、うどんやご飯ものも色々ある敷居低めなお店ということで、私の場合は割とご飯ものになることが多く、なかでもカレーライスがお気に入りです。カレー南蛮蕎麦やカレーうどんと共通すると思しきルーの、かえしの技法が効いた蕎麦屋のカレーには独特の美味さがあり、いわゆるカレー専門店では代用にならないので、食べたい時の特異性が非常に高いのであります。ここは通常サイズではちょっと物足らないのが、プラス150円にするとお皿から丼サイズにボリュームアップする極端さで、これだと多すぎるから二人で注文する時はレギュラーと大盛を足してそれぞれの過不足分をシェアすることにしています。ちなみに巻頭写真は大盛。

 

もう一皿は珈琲館で食べたビーフカレーライス。おそらくレトルトなんだろうなぁと思いながら食べましたが、食後に胸焼けすることもなく思いのほか美味しく頂けました。セットで飲めるコーヒーは差額を払えば色々選べるようでした。抽出方法はサイフォン式でしたね。サイフォン式というのは無難な仕上がりにはなるのでしょうけれど、素晴らしいのに出会ったことが少なくとも私にはないのでした。ここでも然り、とは言え、コーヒーが食後に残るカレーの余韻を良い意味でリセットしてくれるのは新鮮な発見だったかもしれませんね。自宅ではあまり併せないから気づきませんでした。