(神奈川小田原城址公園の桜。グランド側の桜は地面近くまで垂れ下がって立派。)
今回は前回からの続き、滞納の実例、ケース2です。
約20年前に父親所有の小規模なアパートで発生した滞納です。
この話には「胸糞話」がありますので、イヤな方はスルーでどうぞ。
不動産賃貸業ではこういうリスクがあるという「症例」の紹介です。
なお、かなり端折った状態で書いています。
実際はもっと様々な話とか行動したこととかあるんだけどね。
1.前回のあらすじ
前回は話合い編の第2回でした。
娘が意外なことを言い出したところまでで切りました。
それに対し、当方はどのように対応したでしょうか。
それでは、今回分、以下どうぞ。
1.当方の対応
当:
「事情はわかりました。けれども…」
「事件発生時だったら真摯に耳を傾けますが、こちらからすれば後出しです」
「悪いけど、今聞いた話も全部アナタの都合ですよね」
「今は自分のウソと放置した問題の辻褄合わせを求められているのだと思いますよ」
娘:
「はい」(相変わらずシクシク泣いている)
当:
「こちらも3年待ちましたが、アナタは自分の都合ばかりで信用できません」
「もうこちらは待つことも振り回されることも拒否します」
「3年待ちましたから時間的な利益は消失したと考えて下さい」
「これ以上待てません」
娘:
「はい」
当:
「旦那様への伝え方はアナタに不利にならないようにしますから」
「必ず次は同行して下さい」
娘:
「はい…本当に申し訳ありませんでした」
…やっと娘が「完落ち」しましたよ。長かった。
次は旦那様です。どのような方がおいでになるのでしょうか。
1.皆様へのメッセージ
なお、今回の当方の対処。
散々待たされた上での話でしたから、猶予は与えませんでした。
この辺り、情に厚過ぎる方、女性の涙に弱い方。要注意です。
基本的に滞納者等は自分の都合しか述べませんし、
自分の都合でしか行動しません。
そして、都合の悪いことには一切手を付けようとしません。
これを待っていたらこちらの「やられ損」になってしまいます。
相手が何を言おうがお涙頂戴に走ろうが、それは自己保身のためです。
少しでも謝罪の意思があれば口に出すはずですし、払うはずです。
絶対に騙されないようにして下さい。
特に「不動産投資」をしている方。「賃貸業」という事業を営んでいる方。
滞納者等はそれらを破壊する者です。アナタのビジネスを崩壊させます。
特に借金を背負っている方。
そんな輩のために下手をしたら破綻する、それが許せますか?
そうしたことを忘れずにいて頂きたいと思います。
続きはまた次回。
今回もお付き合い、ありがとうございました。