(近隣に咲く八重桜。あと少しでこの季節がやってきますね。)

 

 

今回は前回からの続き、滞納の実例、ケース2です。

約20年前に父親所有の小規模なアパートで発生した滞納です。

 

この話には「胸糞話」がありますので、イヤな方はスルーでどうぞ。

不動産賃貸業ではこういうリスクがあるという「症例」の紹介です。

 

なお、かなり端折った状態で書いています。

実際はもっと様々な話とか行動したこととかあるんだけどね。

 

 

1.前回のあらすじ

 

前回は、督促状の送達場所を紹介しました。

そして、保証人の娘を引っ張り出したはよいが、××だったことも。

 

さて、今回はその話合いですが、どのような内容が展開されたのでしょうか。

では、本日分、以下どうぞ。

 

 

1.話し合い

 

当方(以下「当」):

「やっとお会いすることができましたね。」

「どうして今まで放置していたんですか?」

娘:

「私は父とは関係ないんです。」

当:

「関係ないならアナタに話なんか振りませんよ。」

「契約書の保証人欄に名前が入っているじゃありませんか。」

「保証人の法的効力とか義務とかってこういうことなんですよ?」

「単刀直入にお話ししますが、いつ払って頂けるんですか?」

娘:

「おカネがないんです。」(シクシク泣き出す)

当:

「『カネがありません』はウソでしょ?」

「義務を果たすつもりがあればあのクルマ売ればいいじゃないですか」

「税金もガス代も払えているじゃありませんか」

「ないならないなりに月額1,000円でも支払ってくれてたらこんな話はしませんよ」

娘:

「だってお金がないんです」(また泣き出す。クルマのことには答えていない。)

当:

「だったら働いてでも返すのが常識でしょ?」

「さっき健康だって仰ったじゃないですか」(雑談で事前に伏線をはっていた)

「失礼ですがご自宅と高級車があることも確認しました」

「カネがないという言い訳は成り立ちませんよ」

娘:

「じゃあこれから働きます」

当:

「だからそれは3年前に言うべきこと(ry…)」

 

当初はこんな感じで全く噛み合わず、

また歩み寄りもありませんでした。

 

 

 

続きはまた次回。

今回もお付き合い、ありがとうございました。