(渋谷ヒカリエから渋谷駅周辺をみる。もう東急東横店は完全消滅しています。)

 

 

今回から暫く、滞納の実例、ケース2を紹介します。

約20年前に父親所有の小規模なアパートで発生した滞納です。

 

この話には「胸糞話」がありますので、イヤな方はスルーでどうぞ。

不動産賃貸業ではこういうリスクがあるという「症例」の紹介です。

 

なお、かなり端折った状態で書いています。

実際はもっと様々な話とか行動したこととかあるんだけどね。

 

 

【認知症の老人と無関係を装う娘】

 

 

1.事件発生

 

今回の対象者はご老人。入居時は元気に仕事をしていたものの次第に弱り。

やがて失業。生活保護の対象者に。

 

そして、近隣の駅に上半身裸でチューハイ片手に出没するようになり。

時々見知らぬ方のお世話になることもあったようです。

 

そんなご老人の様子を心配し、状況を日々確認するため、

両親が定期的に食事を差し入れる等していました。

 

ご老人本人からは有り難がられていた様子。

このときは、まだ施設に入るまでのレベルではありませんでした。

 

しかしある日驚愕の事態が。階下に住む方からのクレームです。

「天井から汚物らしきものが滲みだしている。非常にクサイ」と。

 

部屋をチェックするとそのとおり。一面の汚物だらけ。

どうやらご老人、認知症を発症しているようです。

 

直ちに保証人である娘に連絡。

しかしのらりくらりで埒があかず、直接、市の老人福祉課に連絡。

 

直ちに現場へ急行してくれて、

直ちに収容、入院、そして老人施設の手配を完了。

 

さすがはプロ。3日のうちにすべてが完了しました。

さて、事後処理はどうなって行くのでしょうか。

 

 

 

続きはまた次回。

今回もお付き合い、ありがとうございました。