(京都真如堂参門際にあった紅葉。色合いが素晴らしかったので一枚パチリ。)

 

 

初回からここまでの間で、滞納者の人物像をさらっと確認しました。

 

今回は別角度からもう一度滞納者の人物像を確認し、

当方が対処するランク付けをお話しします。

 

何から何まで杓子定規な対応をしてしまっては人品にも劣ります。

しっかりと相手方の状況や人物を見抜き、最も適当な方法を選びたいものです。

 

 

1.滞納する人ってどんな人?

 

世間一般の感覚からすると、

滞納=未払いを引き起こすなどは信じられないことです。

 

しかし、実際には存在します。いるんですよね。事実として。

ただ、故意にやっているケースだけでなく、やむを得ないケースも。

 

重要なのは、それぞれの状況に応じて硬軟使い分け、

故意の場合には相手に突き刺さる方法を実行することです。

 

では、滞納する人にはどんな人が多いのでしょうか。

以下に当方の基本的なスタンスと併せて列挙します。

 

(1) 病気で働けなくなった人

 → 故意に滞納していない。一時的には仕方ないこととし、回復を待つ。

 

(2) 勤務先が倒産等してしまった人

 → 故意に滞納していない。一時的には仕方ないこととし、再就職を待つ。

 

(3) 家賃の支払日に入金しない人

 → 怠惰なだけ。後々数日中に支払うので警告の対象とする。

 

(4) 払う気がない無責任な人、逃げる人

 → 故意に滞納する悪人。懲罰の対象とする。回収行動に移る。

 

 

1.対応法の概要

 

上記(1)(2)は本人の意思ではどうにもなりませんから、

こちらは待つしかありません。

 

ただ、その期間も住処を提供し続けていますから、

いずれ家賃は支払って頂きます。

 

支払い方法は実情に応じて分割。

鬼ではありませんから待ちますし、各月に支払える額に抑えます。

 

また、状況次第で引っ越しを提案したり(無理をヤメてもらうため)、

家賃補助や公営住宅等、公的な扶助等の斡旋を実行します(助かって欲しいため)。

 

(3)は1日2日の遅れなら仕方ありません。警告に止めます。

常習性が高いのが(3)ですが、義務は果たしてくれます。

 

問題は(4)。発生させてしまうこと自体がまずアレなのですが、

発生させた後も問題解決の姿勢を見せることがなく、問題の極大傾向が大です。

 

 

 

続きはまた次回。

今回もお付き合い、ありがとうございました。