(奥の棚は藤でしょうか。アケビでしょうか。京都嵐山落柿舎の紅葉と棚。)

 

 

今回は、当方が不動産投資を始めた切っ掛けをお話しします。

 

普通の家にはない問題を抱えていたことが原因でしたが、

やっておいてよかったというのが結論です。

 

今は落ち着いたものの、実家方面の問題で一時期は窮地に陥り、

もう這い出せないのかと考えた時期もありました。

 

が、現在は一時的に落ち着き、不動産収入が支えてくれています。

今回は、その辺りをお話しします。

 

 

1.当方の場合

 

では、当方は元々何を目的として不動産投資を始めたのでしょうか。

以下簡潔にお話しします。

 

当方が不動産投資を始めた理由、

それは、実家に引き籠もりがいて将来に収入の見込みが全くなかったからです。

 

親は引き籠もりに対して必要な教育をせずに甘やかし続けました。

悪いことをしても咎めることなく、本人に何の危機感も持たせることをしません。

 

また、本来なら施設に入れるか、又は将来の生き方を教えるべきでしたが、

その辺りも全く手つかずでした。

 

その中で、将来的に必要となる経済的な問題も手つかずでした。

親が死ねば収入は途絶え、遺産を食い潰せば何のアテもなくなります。

 

当然、当方にはヤツを養うだけの甲斐性はありません。

しかし、いずれ両親が死ねば、無責任の尻拭いをすることは明らかでした。

 

両親は死んでしまえば逃げ切りオーライの状態でしたが、

その次は当方の番であることが明らかだったのです。

 

そんな中、実家と当方が持ちうるもので、しかも今あるものの中から、

何十年にもわたり継続的に発生する収入源を構築する必要があったのです。

 

幸い、当時はまだサラリーマン大家が騒がれ始める前の時代でしたから、

探せばそれなりによい物件はありましたし、融資も今に比べれば無限大でした。

 

そして、当方が退職する数年前には一棟目のローンの繰上返済を完了し、

そこから芋づる式にもう一棟の繰上返済が掛けられるように仕込んだのです。

 

結局は引き籠もりが事件を起こして監視が必要となり、

当方は早期退職せざるを得なくなり、計画は頓挫しましたが。

 

しかし、不動産をセッティングしたことで、

引き籠もりではなく、当方と親が助かった状態になったのでした。

 

 

1.現状は戦闘力のランクが落ちたものの

 

現状は、当初目的に含まれていた繰上返済が不可能となりました。

預貯金も少しずつ減っています。

 

しかし、返済期間全体を過ごせる額が貯まりましたから、

贅沢をしなければしのぐことができ、完済できる目処が立っています。

 

また、引き籠もりが別の事件を起こしたり、余分な養育費的なものを求めなければ、

ナントカやって行く分はあります。

 

当初目的からはだいぶ計画の変更を余儀なくされましたが、

不動産投資をやったことが、様々役に立ったのです。

 

 

 

続きはまた次回。

今回もお付き合い、ありがとうございました。