(京都嵐山宝鏡院のセンターアプローチを前回の位置の反対側から。)

 

 

今回も前回の続きです。

 

今回も、セミナーというより、

個人や法人が書いているブログ等の扱いに関してお話しします。

 

今回はサイト系の話をします。

5分割しました。今回は5分割の3です。

 

 

1.多数決は必ずしも真実ではない(サイト系)

 

これもよくネットリテラシーが語られる際に言われることです。

ネットの多数決は本当の多数決とは限らないということ。

 

例えば、不動産投資でいえば「駅近こそが需要を決める最大要因だ」、

これを否定する方はおられないでしょう。

 

しかし、当方と関わっている管理会社の物件の中には、

以下のようなケースがゴロゴロしています。

 

(1) 駅近物件でも需要調査を怠って苦戦するケースがあること。

(2) 駅遠でもほぼ満室に近い状態で10年以上を過ごすケースがあること。

 

もし多数決が前提でものが語られるなら、こうしたことは例外です。

大抵は大した研究材料にもならず、闇の奥底に葬られます。

 

 

1.あちこちで同じことを言っているのが真実だとは限らない

 

この話。サイト系でいえば、

新築の区分所有マンションの開発業者のHPが体表例です。

 

老後の年金資産の足しに、税務上の特典がある、その他諸々…

どのサイトを開いても、同じような言葉が踊っていますよね。

 

結論を言ってしまえば、新築の区分所有マンションへの投資は、

その多くが不動産投資とはいえません。

 

各々のスキームを手繰って行くとすぐに解ります。

 

なぜ不動産投資を謳っているのに毎月のローンが自腹なのでしょうか。

恐らく利回り4%台の投資に何の旨みがあるのでしょうか。

 

40~50年後にコンクリートのゴミになるのが確定しているのに、

「不動産」などと永続性のあるような名称を与えてよいのでしょうか。

 

この話はいずれシリーズものとして紹介しますが、

「要するに」でいえば、業者のポジショントークなのです。

 

善良で無知な人々の恐怖心や不安を煽って客を集めたいのが真実であり、

それぞれ同業他社のHPも参考にしてオイシイどころを頂戴した、

 

そうしたら一様に金太郎飴状態になった、

そんな話ではないかと推測します。

 

 

 

続きはまた次回。

今回もお付き合い、ありがとうございました。