(京都鹿王院の伽藍から庭の紅葉をみる。窓枠がフレームで一枚の絵になっています)

 

 

今回も前回の続きです。

 

投資を学ぶに当たって利用する方もおられるであろうセミナー。

その利用の可否や注意点をお話しします。

 

前回からデベロッパー系の話をしています。

2分割しました。今回は2分割の2です。

 

 

1.ちょっとその気になっちゃった

 

こうしたセミナーでも、一応は現場の生の声です。

 

素人が理解しづらかった投資の話を淀みなく整理してくれれば、

素直に「スゲーな」と思ってしまうことも否定できません。

 

また、セミナー後に実施される個別面談まで参加してしまえば、

さらにその度合いは高まるリスクが存在します。

 

次から次へと繰り出される言葉の嵐。

不安を煽られ、それを言葉に出して確認させられ。

 

「ああ、相手はそんなことまで知っているのか」

「こちらの立場を理解してくれているな」

 

こう思い始めたらもう泥沼です。

そんな簡単に手を出してよいハズがありません。

 

アナタが何年も掛けて貯めたその貯金が狙われているのです。

人生に1~2度しかないチャンスを潰してよいのでしょうか。

 

「××さんの熱心さを信用して」なんて言い出さぬようご注意を。

業者HPの「参加者の声」的なコラムに似たようなこと書いてありますよね。

 

そんなアナタは確実に「鴨葱(カモネギ)様々」です。業者の養分に過ぎません。

 

 

1.失敗しない不動産投資だって?そんなのあんのか?

 

これはどこにでも可能性のある話です。

 

大昔、セミナーの売り文句として、

「失敗しない不動産投資」を掲げているところがありました。

 

ネットのバナー広告に載せて追っかけてくるタイプでしたから、

なんとなくイラッとした気持ちで眺めていた記憶があります。

 

では、「失敗しない不動産投資」ですが、皆さんはどう考えるでしょうか。

失敗しない程度の目標だったらやる意味ってあるんでしょうか。

 

どうせなら儲けようじゃないか、老後の不安なんてぶっ飛ばしてしまえ、

そんな言い方をした方がよいのではないでしょうか。

 

「失敗しない…」なんてそんなクソつまんないレベルでものを考えると、

本当に失敗が怖いだけの投資になりますからね。

 

そもそも「失敗しない」なんて何を失敗と定義付けるのかも不明ですし。

オッカナビックリでソロソロやってたら死ぬまでに投資なんてできませんて。

 

不動産投資なんて結婚と同じで、正常な判断とか理性があったら多分しませんよ。

勢いとか無知とか、漠然とした希望とか、そちらから入ることも多いと思います。

 

もちろん基礎の部分で投資のイロハくらいは知っておいてしかるべきですが。

本件、大昔の笑い話程度で捉えて頂ければ幸いです。

 

ちなみに、当方、このタイプのセミナーには行ったことがないんだけど、

そんな程度が関の山なんじゃないかな。きっとそうだよね。

 

HPに書いてある段階で既に底が割れてるもんね。

 

 

 

続きはまた次回。

今回もお付き合い、ありがとうございました。