(上野岩崎邸を庭園の回遊路から。庭の広さはこの5倍くらいあります。)

 

 

今回も前回の続きの話です。

ネタは先般やっていたNHKのクローズアップ現代。

 

「築50年の空き家に入居者続々 空き家の新たな活用法とは?」

というテーマで放映されていたもの。

 

今回は、主として情報面に関するポイントをお話しします。

なお、元ネタの詳細は以下リンク及びここまでの内容からどうぞ。

 

 

その他、勉強ブログは明日から再開します。

 

 

1.騒がれ始めたら終わりが近い

 

投資で儲けたければ、誰にも知られていない段階でこっそりやるものです。

または、人々が敬遠している段階で旨みをただ1人で吸い上げるものです。

 

儲かることが知られて世の中に認知されると、多くの人が群がります。

投資しやすい額であればなおさらです。一気に過熱します。

 

この時点で当初から参加していた面々の多くは資産を売り払い、

高額の儲けをゲットするのです。

 

後乗りした面々が投資を始めるのはその辺りから。

 

ただ、その頃には投資対象に人気が出て高騰し、反面で利回りが下がり、

魑魅魍魎(ちみもうりょう)が跋扈(ばっこ)し始め、無知な人がダマされる。

 

次第に荒れ気味になってバブル化し、やがて衰退・崩壊へ。

バブル時代から後の、株式や不動産の基本的な流れです。

 

もう既に貸家投資はあちこちで騒がれ始めていますから、

上記一段落目から二段落目の過程でしょう。

 

もしかしたら、貸家賃貸も何年かのうちに盛り上がり、

何かの事件を契機として急速に冷え込む流れかも知れません。

 

それまでに培ったノウハウがあるならともかく、

ゼロからの方はリスクを抱えて殴り込みを掛けることを覚悟して下さい。

 

当初は損をしてもよい程度の額に抑えること、

そして、最後は売り抜けられる物件を買うようにして下さい。

 

 

1.情報の質にも要注意

 

TVや雑誌で流れる情報の大半は、専門家のそれではありません。

素人の聞きかじりであり、素人の感情やバイアスが掛かったものです。

 

基本的に、多くの情報が低レベルであり、高レベルのものもあれど統合しづらい、

そのような状況にあると理解しても間違いではないと思います。

 

また、業者のそれはポジショントークですから、

受ける側もフィルターを掛けて認識すべきです。

 

これらを回避する最大の手段は自ら学ぶこと。

複数の情報源から情報を入手し、吟味し、比較しながら判断すること。

 

そして、自ら学ばない限り自己判断まで到達できないのであって、

他人の「意見」に振り回されるばかりです。

 

また、こうした投資は、調子のよいときはとてもよいのですが、

そうでなくなったときにどうするか、引き上げるか継続するか。

 

そういったところまで、つまり最終目標や着地点、

こうしたところまで考えておく必要があろうかと思います。

 

 

…廉価な貸家に対する投資をテーマとした話はいったんここで終わります。

 

 

 

続きはまた次回。

今回もお付き合い、ありがとうございました。