(甲斐恵林寺。信玄の菩提寺。ここだけ京都の寺院のような別世界。)

 

 

不動産賃貸業が客商売であることは言うまでもありません。

買えばそれで終わりというワケには行かないのです。

 

買ったらその後の10年単位の期間は、

客が付かなければ地獄をみると思います。

 

借金までして高額資産を買うのですから、

しっかりと客が入る物件を選びたいものです。

 

今回は、前回の話を軸として、下記のうち(1)(2)を確認します。

 

(1) 地域によるもの

(2) 物件のクラスによるもの

(3) ランドマーク近辺の特定の事情によるもの

(4) 季節によるもの

 

 

1.地域によるもの

 

これは、3大都市圏とそれ以外の地域、中心都市と周辺部等、

日本のあらゆる場所を対比しながらみることが可能です。

 

併せて、人口が稠密(ちゅうみつ)だったり、公共交通機関の発達の有無、

商業施設の集積度、地方公共団体の施策等、様々な理由を挙げられます。

 

暮らしやすいところ、人が集まるところは需要が高く、

そうでない場所はその逆となります。

 

物件を購入する際は、

その関係をしっかり見据える必要があります。

 

単に物件価格が安い、表面利回りが高いといった

上っ面だけをみて購入するとリスクが高まります。

 

きちんと「人が適正家賃で入ってくれる」物件かどうか、

こちらをしっかり確認して下さい。

 

 

1.物件のクラスによるもの

 

物件のクラスとは、例えばワンルーム等の単身者向け、

広い間取りで複数の部屋があるファミリー向け等々を指します。

 

例えば、単身者向けの物件であれば、

都市部や仕事探しに事欠かない地域、教育機関のある場所が多いでしょう。

 

また、逆を返せば、単身者向けの供給が充実している地域では、

ファミリー向けの物件が不足しているような場合もあります。

 

この場合、単身者向けの物件の供給が多い地域に

単身者向けの物件で参戦しても、今後を考えると厳しいかも知れません。

 

そういう地域は敢えてファミリー物件で勝負するという手もあります。

こちらも、表面的なことだけをみて物件を購入せぬよう注意が必要です。

 

 

 

続きはまた次回。

今回もお付き合い、ありがとうございました。