(地元公園内にある藤棚。藤の盛りはほんの一瞬。すぐに色褪せて散り始めます。)
今回も前回に続き、不動産賃貸業がどの程度儲かるのか、
そのアウトラインをお話しします。
なお、ライン取りは一般的な融資付きでの一棟投資を置きます。
今回の冒頭は、前回と軸が同じですから、
全く同じ文章で始め、次の項に進みます。
1.得られた家賃はそのすべてが自由に使えるのではない
前々回の話で注意すべきポイントがあります。
最終的に残った家賃は使ってしまってよいのでしょうか。
もちろん使うべきではありません。
特に、投資行動を開始した初期は絶対にやめましょう。
その理由は何でしょうか。
せっかく儲かったのに、ナゼ使ってはならないのでしょうか。
理由は2つありますが、今回は2つ目をお話しします。
1.得られたカネは再投資のための資金でもある
前述のカネは、次の再投資資金としても重要なものです。
これを使ってしまったら再投資が難しくなるのは当然です。
不動産投資で再投資資金を適正に使うことができるなら、
その資金によって次の世代(=子)を作ることが出来ます。
さらに、またその資金を集めて再投資すれば、
さらに次の世代(=孫)を作ることが出来ます。
こうして再投資を繰り返せば、数も規模も大きくなり、
最初に比べて何倍するカネを生み出すことも可能なのです。
1.今の1万円は20年後の10万円に匹敵するかも知れない
例えば、仮に事業用のカネを1万円抜き取って生活に充てたとします。
その価値は、現在価値で考えれば1万円に過ぎません。
しかし、そのカネを生活に充てず、事業資金として再投資したら、
20年後には10万円に相当する額になる可能性があれば、
20年後の10万円相当を抜き取って1万円の価値しか得られなかった、
このように考えることも可能です。大損をしています。
不動産投資のように拡大局面が待ち構えている世界では、
再投資の資金を途中で抜き取るなど愚かしいことなのです。
管理も抑制も出来ず、目先の欲に負けて将来の価値を削り取る、
勿体ないどころの騒ぎではありませんよね。
続きはまた次回。
今回もお付き合い、ありがとうございました。