(横浜エリスマン邸。ここも館内の見学と喫茶での一休みが可能です。かっちょいいね。)

 

 

最初にお詫びから。

タイトルに回数を分数形式で入れておきましたが、総回数は6回ではなく5回でした。

修正させて頂きます。

 

 

昨日に引き続き、退去トラブルのお話しをしましょう。

ここ数日は、すべて同じ物件、同じ対象者のお話です。

 

今日は昨日の件につき、

管理会社から上がってきた報告を抜粋してみます。

 

これからオーナーになる方も多いと思われますし、

メールでのやりとりでコトを始めたり、進めたりすることもあるでしょう。

 

その際、面倒がらずにメールチェックをすると共に、

必要であれば管理会社へ直接問い合わせてみましょう。

 

 

1.メール報告第一弾

 

コトが起きたことを知ったのは、2013年の6月、
さる物件の退去につき、管理会社から受けたメールによってでした。

 

最初は以下のようなものでした。
一部抜粋で記載してみます。

 

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早速ですが、5月12日に退出立会いを行いました「●●(物件名) 101号室」の退出調査表兼御見積書を添付しお送りいたしますので、ご確認よろしくお願い致します。

ご入居期間4年程でしたが、内装材はかなり汚されてご退去されました。

入居者に多くご負担いただきたく交渉を進めておりましたが、ガイドラインをご存じの方で、当初からクリーニング代以外は払えないという話があったのですが、最終的に、壁・天井・床材の内装張替費用1割ご負担で了解をいただいております。(以下略)
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まずここで気づく方は気づかれると思います。

 

管理会社サイドもガイドラインを絶対的なものとして誤認しており、

賃借人の主張を丸呑みしてしまっています。

 

本件退去関係の費用総額(オーナー、賃借人双方の合計)は120万円でしたので、

これでよしとしてしまったのではこちらが大損をするところでした。

 

 

1.メール報告第二弾

 

こちらから返信をする前に、

再度管理会社からメールが来ました。

 

どうやら当方の把握外でもコトが進んでいるようです。

 

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先日お打合せさせて頂きました「●●(物件名) 101号室」につきまして、床材単価を訂正し社内精査の上、再度御見積り作成致しましたのでメール添付にてご提出させていただきます。
恐れ入りますが、工事金額が大きい為、工事請負契約書にご記載をいただきたく、後日ご案内をお送りさせて頂きたいと思います。(以下略)
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引き続き間違ったまま、

床材単価の修正に話の中心がありますね。

 

このまま進んでしまうとゴールまでこのままなので、

こちらから電話にてガイドラインの用法に間違いがないか、確認を入れました。

 

 

1.メール報告第三弾

 

改めて管理会社が賃借人と折衝し、その報告が来ました。

賃借人は相当ごねているということが解ります。

 

メンドくさそうだな。と同時に、簡単に納得する訳には行かねぇな…

そう思うようになりつつありました。

 

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「●●(物件名) 101号室」 の賃借人様とお話しさせて頂きました。
クロスなどの4割負担をお願いしたのですが、賃借人様よりなぜ急に4割負担に増えたのか、当社が1割負担での提示をしたのが何だったのかとお話し合いになりました。

賃借人様はオーナー様に対して文句は御座いませんと、当社に対してころころと金額が変わるのが、納得いかないとの事でした。

賃借人様とお話しを続けさせて頂き、2割負担なら考えても良いとの事です。
一度2割負担の金額を算出させて頂きましたのでオーナー様の方でご確認の程お願い致します。
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ここで担当者が変更され、

報告の第三弾が送信されてきました。

 

元々の担当者の勘違い、

賃借人サイドもガイドラインを自分の都合の良いようにしか考えていないため、

本来の金額への修正が気にくわないことが見て取れます。

 

結局管理会社サイドも間違いを認め、

一部の費用負担を飲むことになりました。

 

当方も不本意ですが、揉めることで時間を浪費することを避けるため、

また金額的にも大きくはなかったため、これに倣って費用負担の増額を飲みました。

 

本気になってぶんだくってもよかったのですが、大人として。

管理会社と末永い付き合いのため(管理会社の評判を落とさぬため)、

「お互い様」とした部分です。

 

 

 

…明日はこれに対する当方からの賃借人宛のメッセージを掲載します。

結局メンドクサイお話しになっちゃいましたよ。

 

 

 

 

 

最後はいつも同じメッセージ。


「精神的自由」やら「経済的自由」なんて心地よい言葉に浮かれると、
デンジャラスな人生を送ることになるかも知れません。


焦りは禁物ね。
大丈夫。不動産は逃げませんから。

 

古い本です。一時期この類いの書籍が市場を席巻し、本棚の多くを占領していました。

当方この時期に多くの書籍を読み漁っています。

啓発書はね、慣れないうちは読むと熱病にうなされたようになって「××はかく語りき」なんて遠い目で語ってしまうんだけど、大切なのはこれを取り込んで実行すること(格言を羅列しただけの「引用ブログ」みたいになっちゃダメよ)。

もちろん都合のよい部分だけでも構わないので。

そしてたくさんの失敗をして、自分の経験値へと転化して行って下さい。

必ずご自身の将来に役立つことでしょう。