他の教室で二胡を習ってらっしゃるのですが、私のブログをよく見てくださり、時々メッセージをくださる方がいらっしゃいます。
今回どうしても実際に聞きたいことがあるとのことで、うち近くのカフェまでいらしてくださったのです。(お仕事でちょうど埼玉にいらしてました)
Oさん、お疲れ様でした!
さてOさんの質問は少し前に書いた、大人の音の中のしっかりした運弓についてでした。
力を込めて弾くと、どうしてもギーギー言う。
力みでは無く、力の移動と言われてもよくわからないとのことでした。
私も生徒時代、この力加減ではよく老師に注意されました。
弱すぎる!今度は力み過ぎ!などと(>_<)
そして老師がやってみせてくれたのが、いきなり棹から手を離すことでした。
手を離しても倒れない二胡に私は驚きました。
老師の腕には力みは見られませんでしたから。
肩や腕の力を指先に移動し、しっかり弓を落とせば二胡はぐらつくことなく立つのです。
そして、その力をもってすればしっかりした運弓になるのです。
それをカフェの中でやってみました。
ちょっと変だったかも( ̄∀ ̄)
そして物理の話をしました。
老師は数式を書いてくれたものですが、私には無理。
言葉にしておきました(^◇^;)
弓と弦との関係です。弓で弦を引っ張る摩擦力により、弦の変位が起きる仕事量が弓から滑り戻る時に弓に来る仕事量より大きく作用して、その差が音としてのエネルギーとなるのです。
となれば、しっかりした運弓にしない限りクリアな音色は望めないわけです。(力みは肩や腕にばかり力が行って、本当に必要なところに行かず、結果ギーギーや美しくない音になります)
弓を落とす。親指、中指、薬指に確実に力を移動させる。
これは胴体が滑って向きがズレるのも防ぎます。
ただ、これを試す時は、慣れないうちは
二胡が倒れないよう、すぐに棹を持てる位置に手を置いてくださいね。
こんな風に。
新幹線の時間が迫り、Oさんとは1時間ほどのミニレッスンとなりました。ミニ講座かな?
いつかお互いの時間があったら、ゆっくりレッスンを受けたいと仰っていただけました。
嬉しいです(*^^*)
Oさん、ありがとうございました!
またお逢いできる日を楽しみにしています。
さて明日はレッスン納め!
準備しなきゃ!
その前に夕飯したく!忘れてた〜!ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘