いわゆる中年ぶとりまっただ中にいた。
何をしても痩せなかった。
あきらめ、開き直ってすごしていた。
しかし楽団活動がスタートすると、身体はみるみる締まっていった。
見られる緊張感とハードな練習。
大荷物を担いでの移動のせいだろう。
その後母の病気、死、自分の病気で精神的、肉体的に追いつめられガタガタに痩せた。
骨格標本のような身体を人間らしくするため頑張った。
最近は健康的体重に戻り、父も夫も喜んでくれた。
でも先日…
お風呂に入る時に鏡に映った自分を見て驚き、思わず夫を呼んだ。
「ねえ…これ…」
「おー！腹筋割れてるー！」←驚く夫
私はギックリ腰になりやすいので腹筋運動はしていない。
指の筋トレくらいしか運動をしていないのに、なぜ腹筋が。
やはり、二胡しか考えられない。
二本入り二胡ケースを担ぎ、キャリーバッグを引っ張り、持ち上げ移動する日々。
生徒さんに指導するため、苦手な歌を歌う日々。
練習時には呼吸も意識する。
そんなことの積み重ねが私の腹筋を作り上げたのだ。
確かに二胡を始めてから二の腕タプタプとは無縁だ。
二胡が私の筋肉を作り上げてゆく。
どうなる、私。
どこへ行く、私。
ボディビルダー？
あはは…まさかね…(￣▽￣)
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