諸事情で一ヶ月以上も経ってしまってからの掲載となってしまいましたが・・・

平成二十九年六月十一日。

本年度最初の試斬が行われました。

予定より二週間押しで・・・

今回は

ワタクシ、不伝流の傾奇者こと武の藤原
 

不伝流の邪神さま、儒のトシゾー教授
 

不伝流名物、捨のGS川Q太郎兄さん
 

そして不伝流宗家、戸田不伝(お手本斬り)

 

今回は予定が合わず参加者が少なく、

図らずも不伝流が誇る三セイ(聖・正・生)のみの参加となりました。

 


去年の例の事件から節丸清光は危険と判断し、試斬での使用は封印。

他の刀たちは勿体無くて試斬になんて使えない代物ばかり・・・

なので、次の試斬へ向けて新たに試斬刀を探していたのですが、なかなか条件に合ったものが見つからず・・・

間に合いそうもなく今回は諦めていたその時、
前日に宗家から一振を譲ってくれるという話をいただき、

急遽、試斬刀が手に入る運びとなりました。
当日、ぶつけ本番で斬るわけだが、前回も不慮の出来事からぶつけ本番で振っている上に、これで何本も切った勝手知ったる一振なので、さしたる問題もないでしょう。
考えてみたら宗家から三振も譲ってもらってるのか・・・
何とも贅沢な・・・

師から弟子に刀を譲る話をよく聞きますが
こういう場合、10万くらいで調達してきた駄刀を50万で売りつけるとかいう、どうしようもないクズな話もよく聞きます。
我らが宗家はそんなゲスい事はしません!
まさに師の鑑。

では、今回も行きましょうか。

口元が歪むGS兄さん

 

 

腰の回転でもって相手の首を切り落とす技。

本来、首元を狙う技ですが、余った畳が腰くらいの高さしかなく

低すぎるとこうなる・・・

体勢が無理矢理すぎて危うくコケそうになりましたw

 

 

では、今回も必殺技を紹介していこう。

 

技巧剣 ささくれ落とし

切り落とした畳の断面に生じたささくれ“のみ”を切り落とす職人技である。

切込みが浅いと断面にささくれが生じる事がある。

それを綺麗にするのがこの技の真骨頂なのである。

 

秘剣 無心虚空剣

心を無にし心眼を持ってして敵を見極め虚空を切りつける大技。

実体の無い霊体などに対して攻撃を加える事ができる。

但し、MP(メンタルポイント)消費が激しく多用すると心が折れてしまう危険と隣り合わせの技でもある。

 

これらは貧乏切りを行うと発生しやすい。

 

※貧乏切りとは

一本の畳でより多くの回数を切れる様にする為、

上から少しずつ細かく切っていくケチり倹約技の事。

 

 

そして、新たな必殺技へと開眼する

 

裏の太刀 生首飛ばし

一回目(わざとじゃない)

 

相手の首を切り飛ばし、その首を後方に居る相手へぶつける匠の技である。
複数人を相手どる時に有効な技である。

この時、飛ばした畳がGS兄さんにクリーンヒット(わざとじゃない)

二回目(わざと)

振り上げた腕の角度で位置を、切先の角度で飛距離を調整できる事がわかったw

またしてもGS兄さんにクリーンヒット(わざと)

 

 

非道の太刀 強襲爆撃剣

相手の兜か何かを吹き飛ばし(生首飛ばしとは異なる)

倒れている相手にぶつける、まさに死体に鞭打つ外道技である。

 

この時、植えているブルーベリーの花へ畳が直撃!

それは、さながら爆撃機の如く。

 

※技巧剣 ささくれ落とし、秘剣 無心虚空剣、裏の太刀 生首飛ばし、非道の太刀 強襲爆撃剣

これらの技は不伝流とは一切関係ありません。

 

 

新たに段位取得者も増え、今後は試斬への参加を許可される人も増えてくるかと思いますが、毎度の事ながら改めて書かせて頂きます。

試斬はもちろんの事、真剣を使っての稽古は師から許可の下りた者だけとなります。

購入自体は自由ですが、それを振って稽古は許可がない限り出来ません。

未熟な腕で真剣を振っていては必ず怪我をします。

作法や取り回し等、これらを師から見て問題が無いと判断され、初めて真剣を振る事が許可されます。

また、いくら形稽古が上手くなろうと作法を疎かにしている者へは段位も与えられません。

基本的にはかなり自由な流派ですが、

真剣での稽古、段位取得の基準は他流派以上に厳しいとお考え下さい。

ON/OFFの切り替えはしっかりと!

 

画像検索とかで試斬の画像を色々と見て改めて思ったけど、

ウチの畳は見ての通り太いです。

太いという事はそれだけ巻きが多いという事。

巻きが多い分、生半可な腕では切れません。

これから試斬に挑戦する人も、既に挑戦している我々も更なる精進を致しましょう。

 

 

おまけ

ホームランの構え

 

ストライクバッターアウトの構え

 

 

 

-御案内-
不伝流 -居合道・小太刀術・剣法組太刀・体術-
場所 :札幌市中央体育館3階(廊下から向かって右側のフロアです。)
練習日:毎週金曜日
時間 :19時~21時まで(片付けの時間も含めてなので、実際の練習時間は20時30分頃まで)

見学も随時受け付けております。 
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