今回は先日行った試斬についての予定でしたが
ネタ的に新鮮な今書かないとダメな気がしたので
急遽予定変更!
はい、これです。
この下緒こそが先週の大河ドラマにも登場し一躍有名(?)になった
真 田 紐
amazonでは完売になったとか。
オメーらそんなもん買って何に使うんだなんて事は言っちゃいけない。
この真田紐ですが、頑丈でほとんど伸縮しない且つ視覚的にも鮮やなため、
現代では主に桐箱等の封に使われています。
刀の下緒としても販売されており、これがまた非常に使い易い。
入門当初に使っていたダメな模造刀の頃から愛用し、今に至るという。
愛用の刀歴
模造刀(樹脂製柄の振っちゃダメなヤツ)
↓
居合刀
↓
模造刀(木製柄なのでたぶん振ってOK。たぶん)
↓
真剣
長年使用していますが、ほとんど劣化しておらず、
独特の手触りから取り回し易く、多少乱雑に扱っても問題なし。
そして、長期間放置していても埃が絡まないw
中途半端な機械織の正絹なんかよりも真田紐の方が良いのではないかと思いますw
不伝流の古株達も真田紐愛用者が多い。
あれ?そういえばここ数年で入った人達って真田紐使ってる人いないな・・・
あ・・・そうだった・・・
最近は入門者が多くて下緒の事などほとんど頭になかった・・・
下緒は真田紐が良いなど一言も言ってなかった・・・
※厳しいところだと無段者は下緒、柄糸は黒以外ダメ!
師匠と同じ色など言語道断!という規則がありますが、
不伝流では下緒、柄糸の色はもとより道着・着物の色も自由です。
但し、あまりにも場にそぐわない華美な物は厳禁。
非常に頑丈な真田紐だが私が知る限り実は二種類あり、
ちょっと見難いかもしれないが、
厚みが違うのがお分かりいただけるだろうか。
厚みのある方は二重構造になっており、中が空洞。
この構造が独特の手触りと取り回し易さに一躍買っているわけです。
薄い方は二重になっておらず、一枚物のペラペラ仕様。ホントにペラペラ。
価格の安い物があったらこっちのペラペラの方ですw
おそらく、二重の方はドラマで佐助がやったように
天井に吊るしてよじ登っても切れることはないでしょう(未確認w)
しかし、ペラペラの方では見るからに頼りなく、
これをやるには躊躇すること間違いなしw
まぁ、ペラペラの方も頑丈な事には変わりないので切れはしないでしょうけど。
ドラマでは昌幸没後に信繁が発案したという事になっていましたが、
一般説では昌幸、信繁父子で発案・製作して生計を立てていたという事になっています。
が、実際のところは元から伸び難い頑丈な紐が武士の間で下緒等に使われていたそうです。
それに目を付けた千利休によって世に広まったとか。
真田父子の九度山蟄居の頃にはすでに紐の工業化が進んでおり、紀州でも大量生産され、機材の調達も容易だったために紐の製作を始めたのではないでしょうか。
そして、信之夫婦からの仕送りがあるので、生活のために紐を売るのは口実で各地の情報を集めていたというのが本来の目的だったようです。
後の真田幸村英雄伝説と共に、
「真田が作った強い紐」として伝わり、真田紐という名が生まれたのではないでしょうか。
ペラペラの方は切り売りで、
切り口の処理をしなければならないので、
結び方の構造がわかってなかなかおもしろい。
真田信繁の愛刀は真田紐を柄糸として巻いてたそうですが、
確かに頑丈だがかえって滑るんじゃないかという疑問が・・・
柄糸は使い込んだ正絹巻に敵うものはない。果てしない時間が必要だけど・・・
ネタ的に新鮮な今書かないとダメな気がしたので
急遽予定変更!
はい、これです。
この下緒こそが先週の大河ドラマにも登場し一躍有名(?)になった
真 田 紐
amazonでは完売になったとか。
オメーらそんなもん買って何に使うんだなんて事は言っちゃいけない。
この真田紐ですが、頑丈でほとんど伸縮しない且つ視覚的にも鮮やなため、
現代では主に桐箱等の封に使われています。
刀の下緒としても販売されており、これがまた非常に使い易い。
入門当初に使っていたダメな模造刀の頃から愛用し、今に至るという。
愛用の刀歴
模造刀(樹脂製柄の振っちゃダメなヤツ)
↓
居合刀
↓
模造刀(木製柄なのでたぶん振ってOK。たぶん)
↓
真剣
長年使用していますが、ほとんど劣化しておらず、
独特の手触りから取り回し易く、多少乱雑に扱っても問題なし。
そして、長期間放置していても埃が絡まないw
中途半端な機械織の正絹なんかよりも真田紐の方が良いのではないかと思いますw
不伝流の古株達も真田紐愛用者が多い。
あれ?そういえばここ数年で入った人達って真田紐使ってる人いないな・・・
あ・・・そうだった・・・
最近は入門者が多くて下緒の事などほとんど頭になかった・・・
下緒は真田紐が良いなど一言も言ってなかった・・・
※厳しいところだと無段者は下緒、柄糸は黒以外ダメ!
師匠と同じ色など言語道断!という規則がありますが、
不伝流では下緒、柄糸の色はもとより道着・着物の色も自由です。
但し、あまりにも場にそぐわない華美な物は厳禁。
非常に頑丈な真田紐だが私が知る限り実は二種類あり、
ちょっと見難いかもしれないが、
厚みが違うのがお分かりいただけるだろうか。
厚みのある方は二重構造になっており、中が空洞。
この構造が独特の手触りと取り回し易さに一躍買っているわけです。
薄い方は二重になっておらず、一枚物のペラペラ仕様。ホントにペラペラ。
価格の安い物があったらこっちのペラペラの方ですw
おそらく、二重の方はドラマで佐助がやったように
天井に吊るしてよじ登っても切れることはないでしょう(未確認w)
しかし、ペラペラの方では見るからに頼りなく、
これをやるには躊躇すること間違いなしw
まぁ、ペラペラの方も頑丈な事には変わりないので切れはしないでしょうけど。
ドラマでは昌幸没後に信繁が発案したという事になっていましたが、
一般説では昌幸、信繁父子で発案・製作して生計を立てていたという事になっています。
が、実際のところは元から伸び難い頑丈な紐が武士の間で下緒等に使われていたそうです。
それに目を付けた千利休によって世に広まったとか。
真田父子の九度山蟄居の頃にはすでに紐の工業化が進んでおり、紀州でも大量生産され、機材の調達も容易だったために紐の製作を始めたのではないでしょうか。
そして、信之夫婦からの仕送りがあるので、生活のために紐を売るのは口実で各地の情報を集めていたというのが本来の目的だったようです。
後の真田幸村英雄伝説と共に、
「真田が作った強い紐」として伝わり、真田紐という名が生まれたのではないでしょうか。
ペラペラの方は切り売りで、
切り口の処理をしなければならないので、
結び方の構造がわかってなかなかおもしろい。
真田信繁の愛刀は真田紐を柄糸として巻いてたそうですが、
確かに頑丈だがかえって滑るんじゃないかという疑問が・・・
柄糸は使い込んだ正絹巻に敵うものはない。果てしない時間が必要だけど・・・