前回の話

 

 




元々ヘルプで入った整体のバイト。

そして本職の事務員さんの
繁忙期お手伝いという名目の
外国人経営の会社のバイト。


面白いように同時期に、
両方が少し暇な時期に入り、

出勤日が減ってきた。

そう、両方が人手の足りない時だけの
臨時なのでそういうものなのだろう。

次女を保育所に預けている手前、
「仕事」をするのが当然。


と、いうか、
実は掛け持ちバイトも慣れてきて
新鮮味も薄れ、少し飽きてきてもいた。

だから、本当はハローワークに行くのに
ワクワクしてた。

数日間、ハローワークに通う。

探す条件は、保育所のやってる時間。
ただそれだけ。

これまでもたくさんの職種を
ハローワークや求人誌で見たけど

この「公立の保育所の稼働してる時間帯」の
仕事を探すのは意外と大変。


日曜、祝日が休みのところを探さないとアウトなのだ。


ほぼ、「選ぶ」のは不可能で。
休日のランだけをみて選択していく。


パラパラとめくって見ていく。


その時!「あった!!」

・日曜、祝日休み
・8:30〜17:30

条件ぴったり。


そして備考欄に「給食」の文字。

「何それ?天国?お弁当持っていかなくていいじゃん!」

そう思った私は
ソッコーでその紙を抜き出し受付へ持っていく。

実は業務内容なんて何も見てなかった。


後にハローワークの相談員さんの言葉で
初めて知る。

それは、障害を持った方たちの支援の仕事だと。

でも、それを告げられても
全くピンと来なかった。

ただ、なんでもよかった。
ちゃんと昼間に行く場所があれば、
それでいいと思ってた。


後日、
整体のバイトと外国人の経営する会社へ

「給食」のある職場へ
正職員として転職しますね〜って告げると、

どちらの職場も快く承諾してくれて
「頑張ってね」と見送ってくれた。

よかった、誰も困ってない。
私は心の底からホッとしたんだ。


いらないと思われながら働くのは
苦しくて悲しいし、
自分なんかいらない存在なんだって
そう思うのもつらいから。


むしろ自ら言ってくれて助かった。。。
そんな経営側の心の声が聞こえた気がした。



これから始まる新しい仕事との出会いが
私のこの先に大きな影響を与えるなんて
その時は思ってもいなかった。


続く