こんばんは、なおです。


ふつーに生まれた私が
どうやって今まで生きてきたのか?について
綴っています。。。


前回はここ

【わたしの世界観26】


第一子の娘が生まれ、慣れない子育てにお金の問題、円形脱毛症、私はもう限界だった。

毎日、保育園を探しまくりやっと生後4ヶ月の娘を預かってくれる保育園を見つける。

同時にどこでもいいからとにかく働こうと、求人で近所のパチンコ屋さんに就職する。

仕事を始めてみて分かったんだけど、
家で子育てに追われあっという間に1日が終わる生活よりも働く方が何倍も楽だった。

休憩時間って自分の時間だもん。

反対に子育てには真の休憩時間なんてない。
命を見ていなきゃいけないから。
24時間気の休まることなんてない。。。

そう思った。


その時間のボーナスのような休憩時間。
私はフルに使った。

家ではできなかった爪切りとか(笑)
ボタンの取れた服の修理とか。

帰りの買い物メモを考えたり
娘の離乳食が始まった時期のお弁当の日の
メニューを考えること。。。


みんなが家でやるであろうことを
ほんの少しの休憩時間中にこなした。


8時から17時までの勤務時間、
言われた仕事をきちんとこなした。

パートのおばちゃんや同僚と話すこと、
お客さんと話すのもとてもとても楽しかった。


平日の昼食はお弁当屋さんが来るんだけど、
お弁当屋さんが休みの日曜には
オーナー夫人の作るカレーがすごくおいしかった。


やっと人間らしい感情と
少しは安定した生活基盤が手に入ったって
思ってた。。。。


でも現実は違った。
「お金」この問題は、やっぱりついて回ったし、

地元とは違うこの生活環境が1番のネックなんじゃないかと薄々分かってきた。


田舎の街ゆえに・・・

チンピラの多いこの地域。
なぜか自転車が多いこの地域。
駅前に消費者金融だらけのこの地域。
ギャンブルが盛んなこの地域。
距離感の近すぎるこの地域の人間性。


ここにきてびっくりすることが多かった。
でも、今まで私が知らなかっただけで世の中はそんなもんだって思おうとしてた。


でも、いい職場に巡り会えて分かった。

いろんな地域から来た穏やかだけどたくさんの経験をしてきた人や親ほど歳の離れた人たちと話してて分かった。

地域ごとにいろんな特徴があることもわかった。

そして、好きなところで好きな生活してもいいんだって、選ぶのは自分なんだって、そのことがわかった。


そんな人生について考える機会を、まだ20歳そこそこで知れた私はめちゃくちゃ運が良かったんだって今でも思う。

あのとき、職場を選り好みしていたら・・・と思うと、
少しだけゾッとする。



そして・・・
行動に移すまで少し時間はかかったけど、

居心地のいい職場と、お世話になりまくった保育園、
その2つを手放し、

2年後、元結婚相手と娘とともに
地元付近へ戻る事になる。


次へ続く