過去があるから書道家に〜第2話〜 | 女流書道家 成田眞澄オフィシャルブログ

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若手書道家、女流書道家「成田眞澄」がお届けするブログです。
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ちょうどお受験ブームってのもあっただろうけど
うちは母親は教育ママだったので、私が幼稚園の頃から
幼児教室に通わせ、小学校受験に備えた。

そして無事合格して大学までエスカレーターの女子校に入学。
そこは昔からお嬢様学校っていわれているところだったから
ゆったりとした女性らしい子供に育って欲しいという母親の願いが
あったんだろうなぁ~と今もつくづく思う。

だが入学してから分かった事。
1年生から英会話の授業があったり、とにかく勉強×2。
女子校だから男の子の目もないし、陰険。
低学年の頃は私も幼かったし、分からなかったけれど。。。

前回のテストより10点下がっただけで親を呼び出したり
夜12時を回っても終わらない宿題の量。
習い事は強制じゃないけど周りがやってるから自分もやっていないと
笑われると言う事で一週間フルでスケジュールが埋まる。


自分の為に勉強しているのではなく
人のために勉強しているようだった。

黒い紙に黒い文字を書いたってなんの意味もない。


授業中に手を上げたって、絶対に頭の良い子しか先生は指さない。

そんな小学校生活じゃストレスもたまるでしょう。
気づいた時には、イジメが始まってた。

私は特に集団でいじめるとか有り得ない事だったから
そいうグループには全く入らなかったし、
私は一番小さかったから餌食です。

息は止められる。ベランダに出されて鍵を閉められる。
脚をデブに踏まれる。

先生に報告したって、どうせ頭の良い子の見方すんだから
意味がないって。。。


きっとそのグループに入れば別に私もいじめられる事は、なかったかも?
でも私はいじめるぐらいなら、いじめられてた方がマシって考えだった。
私はいじめたくなかったけど、いじめられたくなかったからイジメたって
言い訳したって虐めた事実は変わらない。

その子は虐められた心の傷を一生背負ってかなきゃいけないんだから
被害は最小限に抑えたかった。
傷を背負うのは私だけで十分だって。。。

虐められてた事も辛い出来事の1つだったけど、そんな事より
女性らしい教育をするとかいってる学校がこんなんでいいの?とか
思う様になり学校不信になった。


そしていつの日か虐められてた辛さと学校不信によって
私の心と体は壊されて、熱が下がらなくなった。
全身にじんましんが出たり、胃が痛くなったり。

つづく