人生は、よく旅に例えられる・・・
なかなか的を得た例えだと、僕も思う。
では、人生は旅だとして、
あなたはどんな旅をしたいだろう?
新たな発見や出会いに溢れ、
見たことのない景色、植物、動物、昆虫、人・・・
味わったことのない食べ物を食べ、
古い建物や風習に新鮮な驚きを感じる・・・
そんな旅は、きっと充実して楽しい。
道中は、雨や雪が降れば体が濡れて寒さに震えるし、
道に迷えば、その道がどこに通じているのかわからず、
不安を抱えて進むこともある。
怪我や病気にかかって、大変な思いをすることだって、
ないとは言えないだろう。
しかし、それら全て通り過ぎてきたことを振り返ると、
なかなか良い旅だったなぁ、なんて思ったりする。
良い経験ばかりでなく、
辛い経験も、そこから何かを知ることができるし、
経験したからこそ、血肉のある説得力で、
別の誰かにアドバイスできたりもする。
人生が旅だとするならば、
そういう旅をしたいし、してほしい。
旅の目的が・・・
何かから抜け出すためだったり、克服するためだけだと、
それは苦しく、
それゆえに終わりを、出口を安易に求めてしまう。
しかし何かを見つけたり、気付いたり、
そんな探検のようなつもりの旅は楽しく、
きっと終わってほしくないとさえ思うだろう。
あなたの旅は、人生はどこを向いているだろうか?
苦しいと感じること、
辛いと感じることにばかり目が行くなら、
その旅は失うことを恐れながらの、
苦難に満ちたものに見えるだろう。
発見し、知識や知恵が増えること、
自分の世界が広がることに意識が行くなら、
実り豊かな、素敵な旅だと感じられる。
全く同じ旅なのに、どこを向くかでまるで違うものになる。
人生をより美しくしよう。
あなたは何に目を向けて、人生を旅するのか・・・