暦の上では春なのに 寒さが増してるような気がするのは私だけでしょうか?

こんな時期は葬儀司会の仕事が増えます。皆様、くれぐれもお身体を大事になさってください。


さて、先日の葬儀(仏式)でのこと。

まずは前説から。
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愛知県内の三河地方では
葬儀、火葬後、お骨あげが済むと、その日のうちに初七日の法要まで行う習慣があります。
通夜の受付に香典を持参することはあっても、葬儀の受付に、初七日に包むものを持参する習慣はありません。

前説は以上です。
それでは本文に入ります。

開式1時間前、別室で喪主と打ち合わせしていると 受付係をなさっているかたが喪主に用事があるといって、入って来られました。

そして中身の入った不祝儀袋を1枚喪主に手渡しました。。

その表書きには「御仏前」とありました。

受付係のかたは「これを持ってきた人は御霊前も持ってきている。一応受け取ったが、この人は初七日まで出られる人か?」という旨を話されました。

喪主は 状況が理解しづらいご様子。


御仏前と御霊前の違いがピンとくるかどうかがこの話の要点です。

これを受付に出したかたと受付係のかたは違いを理解して使い分けていらっしゃるのですが
この土地の習慣と合わないタイミングで受付に出されてしまったので困惑されているのです。

御霊前と御仏前の違いがわからないと
それが理解できません。

御霊前は仏様になる前の故人に捧げるもの。
つまり葬儀のときの香典です。

御仏前は既に仏様になった故人に捧げるもの。
つまり法要のときの表書きになるわけです。

すぐに察してくださって、この場の話は進みましたが…

だけど…
仏式の中でも本当は即成仏する信仰のものもあれば49日経ってから成仏すると云われるのもあるし 様々なのでしょう? 細かいことを指摘し始めるとキリがないと思うのですが、どうなのでしょうか???
宗教の専門家ではないので すみません。