地下鉄谷町線:永原駅から北西へ400m。

 

 

 

鎮座地:大阪市平野区長吉長原2-8-23

 

大阪市では標準的なマンホール。

志紀長吉 ( しきながよし ) 神社の参道にありました。

 

 

 

 

 

左に手水舎。

 

 

 

 

手水鉢には、日蔭蔓 ( ひかげかずら ) が浮かべられています。

 

 

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手水鉢に浮かべられている草は、日蔭蔓といい、神社の神紋で、平安後期

飛地境内地に生えていました日蔭蔓を大嘗祭に供え奉仕する神職が身に

つけられた草で、江戸に至る迄国に供えられていました。

浄化されたご神水で清めお参りください。

 

                                    ( 境内説明文 )

 

 

たくさんの風鈴が下げられています。

 

 

境内には、真田幸村公の六文銭軍旗がたくさん立てられています。

 

 

 

公式HPの記事を転載します。

 

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慶長20年(1615)大坂夏の陣に、真田幸村が戦勝を日蔭大明神 

(当神社)に祈願の際、神社の馬場にて休息しました。

この時に軍旗と刀剣を奉納されました。

 

刀剣は終戦後没収、奉納された軍旗は当時のままの姿で神社で

保存させていただいており、定期的に公開をさせて戴いております。

一般的に「赤字に白ぬき」のイメージがある真田の軍旗ですが、

実際は「赤字の黒」が当時、真田氏が使用されておられた軍旗

としては正しい色使いになります。

 

六文銭軍旗

 

赤地に黒の六文銭の旗は、あまりに有名な真田幸村の軍旗。

「大阪夏の陣図屏風」に、その旗が見られる真田の赤備えとして

恐れられました。

 

六文銭(六道銭)は三途の川の渡し賃、つまり通行料とされており、

死者を葬る時に遺体と一緒に埋めるものです。

真田氏は家紋に六文銭を用いることで、戦争や日頃の駆け引きに

ついて、死をもいとわない不惜身命の決意で望んでいることを

示していたと言われています。

https://www.shikinagayoshi-jinjya.org/treasure.html

 

 

 

 

 

天明三年に奉納された狛犬。 ( 月は読めませんでした )

このような人面狛犬は、昭和期以降には、まず有りません。

 

    

 

式内社 志紀長吉神社 二座(並大 月次/新嘗)河内国 志紀郡鎮座

現社名 志紀長吉神社

旧社格 郷社

 

大阪府神社庁銘艦の記事を転載します。

 

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御祭神 長江襲津彦命 ( ながえそつひこのみこと )

      事代主命    ( ことしろぬしのみこと )

 

日本最古の書物古事記・日本書紀に載せられている延喜式内社であり、

ご鎮座になったのは今から1200年前の平安初期頃 ( 794 ) であり、

第六十九代後朱雀・第七十代後冷泉天皇の祭りの場となった場所である。

 

天皇即位の祭・大祭の時に当社の東の飛び境内地 ( 宝田)

( 現在の長原東二丁目六番)より全ての者に罪・穢れがつかないよう

祓うものとして日蔭の蔓を供え、平安朝第五十一代平城天皇 ( 809)

より日蔭大明神の位を授けられ、神紋と定められた。

 

ご祭神

 

長江襲津彦命(ながえそつひこのみこと)

     ご神徳 交通安全・厄祓い・必勝 

 

長江襲津彦命は、葛城襲津彦命とも称し、第八代孝元天皇の孫にあたり

武内宿禰の六子として生誕され、第十五代応神天皇・第十六代仁徳天皇

にお仕えし、三韓征伐の際に海上・道中の安全を守護されました。

長江襲津彦命は、もと大和地方を支配した葛城氏の祖先で、この長吉の

地に居住し又、住吉の墨江の名より長江へと変わり鎮座されました。

地名の通り長吉は、長江から変わりました。

 

事代主命(ことしろぬしのみこと・通称えべっさん)

   【ご神徳 商売繁盛・五殺豊穣】

 

事代主命は、天照大神の建速須佐之男命の五番目の孫で大国主命の

二子であり、当時よりこの地の守り神として祀られています。

又、七福神の神で、長古の地の商売繁 栄を守られています。

 

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拝殿に向かって左に、境内社が鎮座されます。

手前は琴平社、奥は稲荷社。

 

 

拝殿に向かって右に遥拝所があります。

 

 

狛犬は埋もれています。

 

 

社務所の後方は駐車場になっており、銭洗い弁天が鎮座されます。

 

 

 

すがれるものにはすがる、というのが私の座右の銘ですので、

勿論、小銭を洗ってすがりました。

 

拝殿からの眺め。

 

 

 

以上。