下新井熊野神社は、航空公園の南に鎮座されます。

航空記念館の前の道を南下すると、お社の前に到着します。

 

 

 

鎮座地:埼玉県所沢市西新井町17-33

 

 

 

 

右に手水舎。

 

 

 

鳥居には藁で造られた大蛇が巻きついています。

 

 

大蛇と言いますが角があり、龍に見えます。

 

 

参拝してきた寺社のうちの4000社余りをBlog に掲載していますが、

鳥居に蛇が巻きついているのは、世田谷区に鎮座される奥沢神社に

次いで2社目です。

 

奥沢神社の大蛇。

 

奥沢神社で、「 出雲の荒神社と関係があるのですか 」 と尋ねたところ

関係ない、ということでした。

下新井熊野神社の大蛇も、出雲の荒神社とは関係ないようです。

 

 

    

 

 

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熊野神社 ( 大蛇のあるお宮 )

 

言伝えでは、安閑天皇の世に創られたと言われるが、それを裏付ける

ものではなく、通称鎮守様・産土様・または 「 おくまんさま 」 等と

いわれ、地域の信仰の中心となっている。

 

古くは 「 熊野宮中氷川大明神 」 と呼んだが、兵火・野火等により

一切の記録を失い衰退したものを、長禄三年 ( 1459 ) に三上山城主

が神徳を得て熊野宮を再興したと言われています。

 

御祭神は伊邪那岐命・伊邪那美命・須佐之男命・大名牟遅命・

少昆古那命・倉稲魂命・天津彦火瓊瓊杵命・木花開耶姫命・

天児屋根命・天太玉命の十柱の神々が祀られています。

 

 

大晦日から元旦にかけて行う 「 若〆神事 」 のいわれは、むかし

境内の御神木に白蛇が棲み、参詣の人や境内に遊ぶ子供がこれを

見ると、原因不明の高熱や病に罹るため、毎年新しくお姿を作り替え

お祭りするので災のないようにお願いしたところ、現れなくなったとの

言伝えにより、大晦日の夜、近隣の人々二十余名が奉仕して、藁で

大蛇やや〆縄を作り、御前零時に打ち響く一番太鼓のなか鳥居や

社殿に懸替を行います。

 

この神事に奉仕の人・見物の人・初詣の人々は、古い大蛇や〆縄、

各戸より納めた札の 「 お焚き上げ 」 の火で暖まると一年間無病

息災に過ごすことが出来るといわれています。

 

主なお祭りは、江戸時代より伝統の四月十二日の春の例祭 

( 春祈祷 )・十月九日の秋の例祭・七月十四日・十五日の朱社天王様

( 八雲神社の夏祭り ) のほか、一月元旦には歳旦祭 ( 初祈祷 )・

二月中旬には新年祭・十一月二十三日の新嘗祭・十二月冬至の星祭

などがあります。

 

現在の社殿は、昭和四十一年四月に竣工したものですが、けいだいには

元禄年間に造られた旧本殿が保存されています。

 

令和五年三月  一般社団法人所沢市まちづくり観光協会

                所沢市

                                                      ( 境内説明文 )

 

本殿に向かって左後方に、境内社 ( 六柱 ) が鎮座されます。

 

 

半分は御社名不明。

左から3つ目が八幡神社、4つ目が日本武尊。

 

 

一番右が幡織姫命。この辺りは、養蚕や絹布作りが盛んでした。

 

 

本殿に向かって右後方に境内社、御社名不明。

 

 

その前に明治二十七年の銘が入った手水鉢。

縁がたくさん欠けていますが、盃状穴が作られかけた跡ではないと

思います。

 

 

拝殿に向かって右に境内社が鎮座されます。こちらも御社名不明。

 

 

 

拝殿からの眺め。

 

 

 

以上。