神戸神館神明社 ( かんべこうたちしんめいしゃ ) は、JR紀勢線:徳和駅

から西へ300mのところに鎮座されます。

 

 

 

鎮座地:三重県松阪市下村町1791

 

 

 

 

右に手水舎。

 

 

 

 

 

久保古墳から南進した道に面した鳥居を入っていったのですが、社殿の

横に到着しましたので、表参道に廻りました。

 

 

 

 

 

式内社 意悲神社 伊勢国 飯高郡鎮座   論社

式内社 久尓都神社 伊勢国 飯高郡鎮座  論社

現社名 神戸神館神明社

旧社格 村社

 

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神戸神館神明社

 

御祭神  天照皇大神宮御霊 御杖代 大倭姫命

     豊受大神宮御霊  県主 乙伊加豆知命

     正勝吾勝勝速日天忍穗耳命 

     大山祇神 2柱

     木花開耶毘売命

 

由緒

 

1.垂仁天皇二十二年癸丑十二月二十八日より天照皇大神宮4ヶ年御鎮座

  飯高の富の地にましまして県主乙伊加豆知命神田神戸を奉り、

  以来神戸六郷 ( 下村上川大津垣鼻久保駅部田 ) の総社として崇敬を

  あつめている。

 

2.上古藺の苗が社地天降り境内御池に生育し之を採り藺莚を製し

  毎年内宮外宮に調進奉納せるも明治の御聖代に至り中止となれり。

 

3.又此の地は飯高神戸の政庁跡で神宮へ調進する新穀其の他の収納所

  でもあり現今字館の前には数個の旧館跡を存す。

  神殿は校倉造にして上古姿変ることなく現在に到れり。

 

4.当社は此の様に由緒ある神社なれば北畠氏押領後は紀州領となりし

  後も年々高四石を神領となし厚く崇敬せられたり。

 

昭和四十八年三月吉日  兼務宮司 篠原昌三

 

                          ( 境内碑文 )

 

拝殿に向かって左に、御神木と石碑が玉垣に囲われています。

 

 

石碑には 「 天照皇大神飯高宮址 」 と彫られています。

 

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ポケットモントレーナーの皆様へ

 

こちらは神戸神館神明社という 「 元伊勢 ( 元伊勢神宮の候補地 ) の

飯野高宮 ( いいのたかみや ) として2,000年以上の前より続くと言われて

いる神社です。

 

ポケストップからのアイテムや周辺のポケモンは神様からのお恵みです。

拝殿にて感謝の気持ちを込めてお参りいただきまして、ごゆっくりお取り

下さい。レアポケモンが現れるかもしれません。

 

交通量も多くなっております。

車に気をつけながら、柵の中に入らない、ゴミを捨てない等マナーを

守って安全にお楽しみください。

 

神戸神館神明社 社務所

                        ( 境内注意書き )

 

5-6年前くらいだったか、ポケモンをキャッチするために大勢の人々が

境内を歩いておりましたね、すっかり見かけなくて久しいですけど。

 

神戸神館神明社は、式内社 意悲神社・久尓都神社の論社であり、

元伊勢飯野高宮の論社でもあります。

 

その左に、庚申塔が祀られています。

きっと、氏子地区から集まられたものでしょう。

 

 

 

 

社殿に向かって右に招魂社が鎮座されます。

散華された氏子地区の方々が祀られています。

 

 

その右に、社日 ( しゃにち ) 神社が鎮座されます。

五角形の石塔の各面に御祭神が彫られています。

天照皇大神、少彦名命、埴安姫命、倉稲魂命、大己貴命。

 

 

社日 ( 社日神社 ) は、山陰地方の神社では、境内に標準的に祀られて

います。道端に祀られていることもよくあります。

山陽地方でも、山陰地方と比べると少ないですが、よく見かけます。

 「 地主神 」 として祀られている場合もあります。

 

四国でも、祀られているのをみかけることはありますが、山陽地方よりも

少なくなります。

五角形の石塔ではなく、小祠で祀られていることもあります。

 

社務所に氏子の方々がいらっしゃいましたので、

社日が鎮座されているのは珍しいですね、

と話しましたが、「社日」という言葉自体を知らなかったようでした。

春の社日で五穀豊穣を願い、秋の社日で実りの感謝をするのですけど、

祭はされていないのですかね?

 

社日に向かって左に、山神が祀られています。

 

 

南九州に祀られる 「 田の神さあ ( 田の神様 ) 」 は、冬の間は山に居て、

春になると里に降りてきて稲作を助けてくれます。

同時に、子授かり・子育ての神という面を持っています。

 

しゃもじとお椀を手にした、稲作の神。  後ろ姿は男根。

 

    

 

名古屋市帰宅に鎮座される山神は、春になると里に降りてきて稲作を助けて

くれる稲作の神でした。

田の神 = 山神、稲作の神であり、子授かりの神。

漢字では、田に力で男。

男の子と女の子の比率は、経験上、半々になるからこそ、男の子を授かる

ことを祈願したのでしょう。

よその家で女の子が生まれ、大きくなったら嫁にもらえばよいのです。

 

 ※女性蔑視で書いているのではありません。

 

伊勢や三河では、実に多くの山神が祀られています。

勿論、山の神として祀っているのでしょうが、その一方で田の神・子授かり

の神として祀っているのでしょう。

 

山神は陽石に見えてきました。

 

 

拝殿からの眺め。

 

 

以上。