五十鈴川駅。

 

 

松阪駅へ移動。

 

 

ロータリーの中央に駅鈴。

 

 

駅鈴 ( えきれい ) について、松坂市観光協会HPの記事を転載します。

 

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駅前ロータリー公園の鈴は、国学者 本居宣長 ゆかりの遺品

 

「 七古鈴 ( 七種鈴 )」 の一つである 「 驛鈴 」 と呼ばれるものを

模ったものです。

この鈴は、浜田12代藩主の松平康定が 「 古事記伝 」 を著した松坂

出身の本居宣長が鈴好きと知り、伊勢神宮参拝の途中、律令時代に

朝廷が地方に行く役人に身分証として支給した 「 驛鈴 」 を贈った

ものです。

 

※「驛鈴(えきれい)」とは律令制で駅馬を利用する時に携行を必要と

する鈴。

中央官庁と地方国衙に備えてあって、使者の位に応じ剋数によって

人馬を調達した。使者はこれを鳴らしながら往来した。

https://www.matsusaka-kanko.com/information/information/%E9%A7%85%E9%88%B4/

 

松阪市のマンホールには、駅鈴が描かれています。

 

 

 

八雲神社は、松阪駅 ( JR側 ) から南へ300mのところに鎮座されます。

 

鎮座地:三重県松阪市日野町690

 

 

 

    

 

 

千度石!

ご利益は有りそうな気がするけど、お百度石を選びます。

 

 

左に手水舎。

 

 

 

その右に神馬舎。

 

 

 

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神馬は明治七年に豊受大神宮 ( 伊勢神宮外宮 ) より遷された。

神馬社は、明治三十五年、野呂萬之助、清水市兵衛、板倉善右衛門、

前川伊助、柏孝道らが発起し建立したもの。

 

神馬を本殿より移し奉安した。

現在の神馬社は、平成十年十二月に氏子崇敬の協賛により改築

したもの。

 

                      ( 境内説明文 )

 

神馬舎の隣りに、対ではない狛犬。

 

 

 

旧社格は県社。

境内に説明文はありませんでしたので、公式HPの記事を転載します。

 

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社伝によれば、平安京で行われた祇園御霊会の翌年 ( 890年 ) に

全国の主要地に七社須佐之男命をまつる祇園社を勧請創建しました。

当八雲神社はこの時の一社となります。

 

始めは松ヶ島 ( 現・松阪市松ヶ島町 ) の弥勒院に勧請したと

伝わっており、1588 ( 天正16 ) 年、蒲生氏郷が松坂城を築城したとき、

松ヶ島から現在の場所に移りました。

 

以来この伊勢國松坂の 『 総産土神 』 としてお祀りされ、松阪祇園祭

が続けられてきました。

 

今でも祭りには、元禄時代に作られた神輿 ( 文化財 ) が拝殿に飾られ、

共に拝殿にあります。

紀州徳川家城主の扁額には江戸時代からの印章 松坂祇園祭が

使われています。

 

ながらく祇園社 牛頭天王社などの名で親しまれてきましたが、明治始め

の新法令により、全国の神社は総て 〇〇神社と名づけることとなりました

ため、当社は須佐之男命をまつる神社としてふさわしい名前ということで

須佐之男命のおよみになりました和歌より 「 八雲神社 」 と名づけられ

ました。

 

元和5年 ( 1619年 ) 紀州藩主 徳河頼宣候より代々の紀州候に崇敬

をいただくことで 「 松阪総産神 」( 産土神 ) と称えられ、神輿巡幸の

先頭に 「 松阪惣産神 」 の銘のある提灯を掲げ歩き、氏子外地域からも

神前提灯を奉献いただくなど、広く信仰を集めておりました。

 

和歌 「 八雲立つ 出雲八垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を 」

この歌は 須佐之男命が櫛名田比売命と 結婚したときに詠んだ歌とされ

最初の和歌 といわれています。

⦅ 雲が幾重にも湧き上がるように 幾重にも重ねた垣を作っている 

  新妻を迎えるその新居の垣を ⦆

という意味で、この歌から神社の名前がきております。

よって 「 やくもじんじゃ 」 と濁らずによみます。

https://inory.jp/yakumo/about/

 

八雲神社神輿。

 

 

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八雲神社の文化財

 

八雲神社は旧松坂城下の惣産土神で、牛頭天王 ( すさのおのみこと ) を

祀り、江戸時代は隣接する弥勒院善福寺が別当寺であった。

毎年七月十四日、十五日の祇園祭では、神輿の渡御が盛大に行われていた。

近年、祇園祭は七月中旬の土・日曜日に変更冴えて実施されている。

 

八雲神社神輿

            市指定有形文化財 昭和三十七年三月八日指定

            時代 江戸時代 元禄十五年 ( 1702 ) 頃

 

総高 222㎝、木造漆塗り金銅装。

屋根は宝形造りで頂上の露盤上に鳳凰を載せる。

 

軸部は方一間とし、方柱 ( ほうちゅう ) を台上に立て、その上に出三つ斗

( でみつど ) で軸を受け、出三つ斗の下は頭貫、上下の内法長押

( うちのりなげし ) を順に重ね、その下に霊屋 ( たまや ) とし、

戸張をかけ、神鏡3面を吊る。

 

霊屋の下には、腰長押 ( こしながし ) と地長押 ( じなげし ) との間に

盲連子 ( めくられんじ ) を入れ、縁上に勾欄 ( こうらん ) を組み、

鳥居を立て、最下の代から轅 ( ながえ ) が出ている。

 

神鏡に 

元禄十五壬午 ( みずのえうま ) 吉祥日松坂惣中産弥勒院  覚翁代

と陰刻があり、元禄十五年頃の製作と考えられる。

 

2012年1月23日 松阪市教育委員会

                         ( 境内説明文 )

 

拝殿に向かって右に境内社が鎮座されます。

 

 

左から稲荷神社。

 

 

隣りの寄宮。

 

 

左から、八幡神社、白粉町山神、多賀神社、住吉神社、稲荷神社。

 

 

この側面にも、境内社が鎮座されます。

左から、桜木神社、蛭子神社・大国神社、薬祖神神社、浅間神社、

稲荷神社、猿田彦神社、天満宮。

松坂からも富士山が見えるのでしょうね。

 

 

境内社の対面に山神が鎮座されます。

 

 

その右に、水天宮、神宮遥拝所。

 

 

 

拝殿からの眺め。

 

 

 

以上。