今社 ( いまのやしろ ) は、JR山田上口駅から東へ600m、宮町交差点に

鎮座されます。

今社の鎮座地は清野井庭神社が鎮座されていた旧地という説があり、

清野井庭神社から東へ200mのところです。

 

 

 

鎮座地:三重県伊勢市宮町1-1-8

 

宮町交差点は今社の後方になります。

 

 

参道は、エスポアたかやなぎ商店街に面しています。

 

 

お洒落なデザインの商店街ですが、残念ながらシャッター通り。

 

 

 

    

 

正面には蕃塀。

 

 

右に手水舎。

 

 

 

    

 

 

式内社 清野井庭神社 伊勢国 度会郡鎮座

現社名 今社

旧社格 村社

 

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今社

 

所在   伊勢市宮町1丁目1番8号

主祭神  鹿屋根姫命 ( かやぬひめのみこと )

      ほかに八衛比古神 ( やちまたひこのかみ )

      ・八衛比売神 ( やちまたひめのかみ ) などを合祀。

     山田産土神の一つ。

 

例祭   9月15日

特殊神事 2月11日御頭神事

宝物   御子頭二個

 

「 今 」 は、宮川分流の清川に面した地名 「 井庭 ( いば ) 」、または

流水をたくわえる 「 井場 ( いば )」 に発した名で、ここは、外宮摂社の

清野井庭神社の跡地とも言われるところです。

御祭神はこの沃野にあって五穀豊穣をつかさどる神です。

 

しかし、19世紀の記録 「 小祠拾 」 によれば、昔の本社は

「 宝殿ナクシテ石壇鳥居アリ、社地広く老樹数株アリ 」

と言われるように石壇に霊石を奉安したのみの、原始の形をとどめたもの

でした。社殿がつくられたのは明治44年のこと。

そして、毎年2月、厳寒の御頭神事には、この神苑でドンド火をたきます。

 

                          ( 境内説明文 )

 

三重県神社庁HPの記事を転載します。

 

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由 緒

 

当社の鎮座する地は、往古、井庭村或は井場村と称した。

この井庭村は、宮川の分流清川の沿岸地帯の清野と称する原野の一部で

あるが、『 小祠拾 』 に

 「 井庭ハ今云フ堰ナリ、古ノ井、今ノ如ク土中ヲ掘リテ水ヲ汲ムコトナク、

   流ノ涯ヲ穿チテ竹木ヲ以テ井ノ如トク囲ミ、其中ヘ川水ヲ引キテ

   水ヲクム。

   是ヲ井又井場トモ言フ。是古ノ井ナリ。後世之ヲ井関トイフ。」

とあるように清川に井場「堰」を作り、水を汲んだことから

この名があるという。

 

当今社は、この古称の村名を以て社号としたものであるが、山田十二社の

産土神の一つとして、井庭村の産土神として崇敬された社であり、

古くは井庭社、今村社、今村殿などと称されたという。

 

また、『 小祠拾 』 には、

 「 今社上之久保ノ北ニ在、今村社トモ云、宝殿ナクシテ石壇、鳥居アリ、

   社地広ク老樹数株アリ 」

とある如く、ただ石壇に霊石を奉安しただけのものだったと言われ、

明治44年に神殿、拝殿を造立して、各神霊を奉安したものであると

伝えられている。

 

合祀に関しては、明治41年3月に、

 

 常磐横町鎮座の無格社八幡社 ( 譽田別命 )、

 曽祢町細川鎮座の無格社山神社 ( 大山祗神 )、

 曽祢町善光寺竹内世古鎮座の無格社曽祢菅原社 ( 菅原神 )、

 曽祢町高柳鎮座の無格社河合稲荷社 ( 宇賀之御魂神 )、

 曽祢町柳の世古鎮座の無格社火除社 ( 大巳貴神 ) を、

 

翌42年2月には、

 

 下仲之郷鳥帽子世古鎮座の無格社神殿社 ( 八衢比古神 )、

 常盤茶屋町鎮座の無格社塞神社 ( 八衢比売神 )

 

をそれぞれ合祀している。

また、合祀年月は不詳であるが、


 曽祢町今世古鎮座の無格社清川社 ( 神名不詳 )、

 宮川町奥ノ越鎮座の無格社秋葉社 ( 神名不詳 )

 

も合祀している。

http://kyoka.mie-jinjacho.or.jp/shrine/%e4%bb%8a%e7%a4%be/

 

本殿は神明造。

 

 

本殿に向かって左に天満宮が鎮座されます。

 

 

 

本殿に向かって右に稲荷神社が鎮座されます。

 

 

 

拝殿に向かって右前に神武天皇遥拝所。

 

 

境内の眺め。

 

 

以上。