東葉高速鉄道:八千代中央駅です。
東葉高速鉄道は東京メトロ東西線:西船橋駅と京成本線:勝田台駅を結んでいます。
東京メトロ東西線の半分は西船橋駅止まりですが、残りの半分は東葉高速鉄道線に
乗り入れていますので、中野や三鷹から一本で八千代市まで行くことが出来ます。
凄い時代になったよなあ。 ( 何をいまさら... )
飯綱神社は、八千代台駅から北へ1㎞の丘の上に鎮座されます。
石段の左には御社名不明の祠があります。
境内に登ってまず目を引くのは、巨大な鐘楼です。
八千代市文化財 有形文化財 ( 建造物 )。
---
この鐘楼は棟札によると文化十一年 ( 1814年 ) に地元大和和村の惣八と下吹入村
( 現芝山町 ) の大工二人が建てたことや、萱田村長福寺の所有であったことが判ります。
通常この建造仏は寺院に付属する建物で、明治以前には神仏混淆で寺もあったが、
明治維新の宗教政策として慶応四年 ( 明治元年・1868年 ) 三月の大政奉還の大政官
布告をもって、諸国の神社や寺院はどちらかに分離せざるを得なくなりましたが、この鐘楼は
何らかの理由で飯綱神社の所有となり取り壊しを免れたようです。
( 境内説明文 抜粋 )
拝殿に向かって右に手水舎。
拝殿に向かって右に境内社が並びます。
左から、古峯神社、阿夫利神社、三峯神社。
神社のひろばの記事を転載します。
---
御祭神 宇迦御魂命 ( うかのみたまのみこと )
これだけしか書かれてありません。
社殿の説明では。
文明十一年 ( 1499 ) に創建された事はわかりました。
御祭神が宇迦御魂命であれば、眷属の狐が置かれるのが通常ですが、置かれているのは
狛犬です。
狛犬を置いている稲荷神社は他にもわずかに存在しますが、たいてい境内社の稲荷神社
であって、本社に神狐が置かれていない稲荷神社は、記憶がありません。
境内には多くの説明文があるものの、建造物に対して書かれたものです。
どうも、神仏分離のときにごたごたがあり、御祭神の変更もあり、鐘楼も所持している、という
不思議なお社です。
拝殿に向かって左前に、出羽三山の供養塔が並びます。
本殿の左後方に御神木の公孫樹が聳えています。 ( 樹齢450年 )
御神木の左に子育大神 ( 木花開耶姫命 このはなさくやひめのみこと ) が鎮座されます。
本殿の後方に天祖神社が鎮座されます。 右は古札納堂。
本殿の右後方に、仏教関連の祠・石塔・仏像が並びます。
左の祠は四国八十八か所。
右に2つ並ぶ子安観音。
---
本殿の玉垣には、中国の故事 「 二十四孝 」 の透かし彫りが施されています。
24人の孝行息子の話で、わが国では江戸時代以降父母に高校する教訓として広まりました。
( 境内説明文 抜粋 )
飯綱神社の隣りは広い公園が在ります。 かつては御神域だったのでしょうね。
拝殿からの眺め。
以上。