上一宮大粟神社から東へ10㎞ほど行ったところに御間都比古神社は鎮座されます。
国道438号線で10㎞ほど移動して、園瀬川を渡ります。
名東郡佐那河内 ( さなごうち ) 村のマンホールには、村の木のスダチ、村の花の
シャクナゲと、梅の木に留まっている村の鳥のウグイスが描かれています。
右に手水舎。
式内社 御間都比古神社 阿波国 名方郡鎮座
現社名 御間都比古神社
御祭神 御間都比古色止命 ( みまつひこいろとのみこと )
旧社格 無格社
境内に説明文は有りませんでした。
佐那河内村のHPに御間都比古神社の紹介記事がありましたので、転載致します。
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延喜式小社、長の国の祖神観松彦色止命が初めて佐那県に居住し、山野を墾き巧みに
谿水を井比に利用して水田の基を起こし、また、海浜の地に漁業を教えて産業を開発
せられた。
成務天皇の朝9世の孫、韓脊足尼が長の国造となり祖神観松彦止命を長峰の中腹
( 佐那河内村の中峯 ) に奉祀し祭政一致の実を示された。
醍醐天皇の御代延喜の制に国幣小社に列せられた室町時代の末に、戦国の世に
御代破壊し、旧跡に形ばかりの小社を建て守護が祭祀を奉化した、
天保11年(1840)5月に、社殿の改築が行われ、
明治初期の公文書に社名が見え、絵図もある。昭和9年に現在の社殿が建てられた。
転載したものの、難しい文章ですね。
観松彦色止命 ( みまつひこいろとのみこと ) が佐那県 ( さなのあがた ) に
住まわれて開発をされた。
観松彦色止命の9世孫での韓脊足尼 ( からせのすくね ) が、第十三代成務天皇
の御宇、長の国 ( 阿波国は粟国、北の粟国と南の長国がくっついて粟国となった )
の国造となられ、祖神観松彦止命を長嶺に祀った。
拝殿は耐震補強されています。
拝殿からの眺め。
以上。