加毛利神社から東へ2㎞のところに、御井神社が鎮座されます。
 
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右に手水舎。
 
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龍神様はお疲れのようですので、元気になっていただきます。
 
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式内社 御井神社 出雲国 出雲郡鎮座 
現社名 御井神社 
祭神 木俣大神 ( このまたのおおかみ ) 
配祀   八上姫命 ( やかみひめのみこと )
社格 郷社
 
安産
【御井神社】
由緒概略
 
御井神社は、古事記および風土記等日本最古の史書十三の文献に記された
由緒ある神社である。
そもそも当社が安産の神また水神の祖であるという謂れは、記紀に記された
次の故事による。
 
大国主大神は因幡の白兎の神話の時、むこうで八上姫という心姿の美しい女神を
愛され、姫はやがてみごもられた。 臨月となられた八上姫は背の君に会いに
出雲大社へ行かれたが、正妻須世理姫の立場を慮り、会わずに引き返された。
 
そして神奈火山の麓直江の里まで帰られた時産気づきやがて玉のような御子を
挙げられた。 そこで三つの井戸  生井、福井、綱長井  を順次掘り御子を産湯
させてから木の俣に預け、母神のみ因幡へ帰られた。
 
これより御子を木俣神または御井神と申し上げ、安産と水の守護神として全国からの
信仰を集めている。
 
木の俣の 三井の産湯の水なれば 祈らん人を 守る神垣  神詔 
 
                                           ( 境内説明文 )
 
【古墳 生井、福井、綱長井】
 
母神八上姫が湯あみされ、また当社木俣神(御井神)を産湯なされた霊泉でもある。
日本最古の井戸で宮中にも御分霊して祭られている。
戦国時代までは境内であったという。
 
本居宣長  古事記伝  
 
祭神五座ノ中、神祇官ニ座ス座摩ノ御座ノ阿須波ノ神、波比祇ノ神、コノ次ノ段ニ
出テ同ジ御族ノ神ナリ
 
とある。 
つまり、水神五座の内上段にある神が生井、福井、綱長井、三柱の神である。
三省堂刊「広辞苑」に次のように記載されている。
 
【生井】 生気ある神       子安病気平癒
【福井】(栄久井)栄える井    母子の発展家運隆昌
【綱長井】 つるべ綱の長い井  母子の長寿家内安全
 
                                          ( 境内説明文 )
 
古事記では、八上姫命はの木の俣に子神をはさみ因幡へ帰ってしまいます。
私は、木俣神は親に捨てられた怨霊と考えておりましたが、このお社の説明では、
3つの井戸で御子神を洗って、木の俣に預けています。
明記はされておりませんが、文脈からは御子神はすくすくと成長されたようです。
 
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本殿の後方には稲荷神社が鎮座されます。
 
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本殿の右には社日社が鎮座されます。
 
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拝殿からの眺め。
 
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3つの井戸と八上姫命を祀る実巽神社 ( じっそんじんじゃ ) へ向かいました。
 
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綱長井。
 
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生井。
 
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福井。
 
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3つの井戸は御井神社のすぐ近くですが、実巽神社は離れています。
境内にあった略図を頼りに、道に当たって行き止まりになるまで進みます。
行き止まりになって振り返ると、中腹にお社が鎮座されていました。
 
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御祭神  八上姫命 ( やかみひめのみこと )
 
拝殿に向かって左に社日社が鎮座されます。
 
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拝殿からの眺め。
 
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以上。