稀勢の里が優勝し、横綱昇進を決めました。19年ぶりの日本人横綱誕生です。
長かったな。
容貌が、どことなく北の湖と似ている稀勢の里、長く頑張ってもらいたいです。
それでは本題です。
 
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JR吉備線 東総社駅。
 
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5年ほど前に参拝して、今回は二度目です。
もっと大きな駅のような記憶でしたが、広いのは駅前の駐車スペースだけで、駅舎も
小さく、ああ、記憶というものはいい加減なものなんだなあと思った次第です。
 
駅から200mのところの交差点を入ると、すぐのところに鎮座されます。
 
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参道の左に御神池。
 
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御神池の中央には島があります。 通常ならこちらに厳島神社が鎮座されますが、
休憩所のようになっており、厳島神社は御神池の畔に鎮座されます。
厳島神社は、総社宮参拝のあとに参拝致します。
 
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総社は、国司が赴任した国の神社を参拝することを簡略化するために、その国の重要な
神社を国府の一箇所に勧請したお社です。
その後国司や国府の制度自体がくずれてしまい、どのお社が総社だったのさえあやふやな
ことも多いのですが、備中国総社はとても整備された美しいお社です。
 
例えば、お隣の備前国総社は岡山市北区に鎮座されますが、御神域はかなり荒れて
しまっておりました。 Blog には掲載しておりません。
備後国総社は、小野神社の境内社となっておりました。 ( 社殿の写真は削除しています。)
 
備中国総社は、鎮座される地が 「 総社市 」 というだけあって、氏子の方々に長い間
崇敬されつづけて来られたのだろうと思います。
 
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拝殿に向かって右に手水舎。
 
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龍神様はお疲れのようです。
 
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水も滴る龍神様となりました。
 
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備中国総鎮守 総社宮。
 
御祭神 大名持命  ( おおなもちのみこと、大国主神 )
    須世理姫命 ( すせりひめのみこと、大国主神の后神 )
    備中国内大小三百四社の神々 
    延喜式神明帳に記載の官社 十八社
    国司神明帳に記載の田社  二百八十六社
 
末社  沼田神社、大神神社 ( おおみわじんじゃ ) などの古祀末社十二社
 
沿革  当社は大化年間の創建で、社殿には備中国内大小三百四社の神々を、国司が
    奉斎しや備中国の総社であることが古文書に記されている。 
 
     応永年間 ( 1394~1427年 ) に本殿再建。
     天正年間 ( 1573~1593年 ) まで神領があった。
     慶長年間 ( 1596~1615年 ) に本殿再建。
     貞享年間 ( 1684~1687年 ) に本拝殿改築。
 
     明治五年、県社に列格した。
     昭和五十四年、本殿再建。 平成六年、境内が市重要文化財に指定された、
     秋の例大祭 ( 宵宮祭 ) には、三百二十四皿の神饌を奉献する古例が存続
     している。     
 
庭園 上古の頃、渡来人によって作庭された三島式庭園で、心字池です。
   江戸時代に変形されたが、庭園家重森三玲氏の指摘により、仁和年中の古図を
   もとに復元された。
 
絵馬 拝殿には円山応挙、大原呑舟、岸駒などが描いた絵馬が奉納されている。
 
大祭 十月第三日曜日 ( 前日に宵宮祭 )
 
                              ( 境内説明文 )
 
拝殿の前から三方に廊下が伸びており、備中神楽に使用される面が奉納されています。
 
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境内社   境内社       本殿     
 
____________ 拝殿 _________
____________    _________
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 _境内社 境内社__  | |
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|    御神池  | | |
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|  |     |  | | |
|  |  島    |  |
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              鳥居
拝殿から眺めた御神池。
 
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2つの境内社が鎮座されています。 
手前は祇園神社です。
 
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御祭神 素戔嗚尊 ( すさおおのみこと )
祭日   旧暦六月十三日
 
御由緒  慶長十九年 ( 1614年 )、堀与太衛門元吉が、京都八坂神社より勧請した。
     弘化三年 ( 1846年 ) に再建。 
     古くは疫 ( やく ) 神社、疫清 ( えすみ ) 神社、沼名前 ( ぬなくま ) 神社などと
     呼ばれた。
     祭日には、五色の旗を奉納する。
 
御神徳 大自然より生じる災害を除く神、水の神、田の神、疫病よけの神。
                               ( 境内説明文 )
 
京都の八坂神社からの勧請といえ、疫神社・疫清神社という呼称は備後国一之宮の
素戔嗚神社、
 
沼名前神社という呼称は備後国沼隈郡鎮座の式内社沼名前神社から来ているのでしょう。
 
どのお社も、御祭神は素戔嗚尊です。
 
その隣に地穏座される厳島神社。
 
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御祭神 市杵島姫命 ( いちきしまひめのみこと )
    湍津姫命  ( たぎつひめのみこと )
    田心姫命  ( たごりひめのみこと )
 
祭日  旧暦六月十七日
 
御由緒 創建年月不詳。
    古記の末社十一の中にあり、古くよりこの所に祀られた。
   御祭神は天照御大神の御子神で、水の神の神格から、中世よりは七福神の
   一つ弁財天の神とされた。
 
御神徳 学芸向上、農耕守護、海上安全。
                            ( 境内説明文 )
 
古事記によれば、天照大神が素戔嗚尊が持たれる十拳剣を噛み、勢いよく吐き出した
息からお生まれになったのが御祭神の宗像三女神で、素戔嗚尊の子神とされます。
 
続く。